2016年9月1日木曜日

ロードバイクを組み立てます(2)


 初めて宮城県に上陸するのではないかと危ぶまれた台風をしり目に、部屋で引きこもりながらもさもさやっておりますが、関係各位におかれましては何事もありませんようにと祈るような気持ちであります。どうもこんにちは、漬物さんです。


 さて、パーツが揃いました。単純にサクサク組み付ければいいんですが、一つだけ、ちょいと特殊なものが必要な事態になりましてね。そのパーツを今や遅しと待っていたんですよ。ようやく届いたので、さっそく着手しましょうか。ロードバイクを組み立てるぞ!えいえいおー!




 ドロップハンドル化で一番問題になるのはブレーキ。V ブレーキやメカニカルディスクブレーキを、STI は引くことができませぬ。なので…ミニVブレーキあるいはショートアームVブレーキと呼ばれるものを用意します。今回は、アームが一番短いこの子を用意。



 TEKTRO の ミニVブレーキ。926ALです。TEKTRO のブレーキは全然効かないとかいう話も聞きますが、キャリパーブレーキと比較したら何十倍も効きますよ?大体そういうこと言う人に限って、TRP っていいよねとか言うんだから。あれぁ Tektro Racing Products で TRP ですからね?

 話がそれましたが、サクッとつけましょう。

 

 ふぅ。いや、装着にはめっちゃくちゃ時間がかかりました。フロントフォークについているVブレーキ台座は通常より短いボルトを要求するようで、ちゃんと固定できません。外して短いのにしよう、と思ったら、台座がとも回りして、台座ごと抜けてくるという為体。なんたる甘い作りのフォークであるかと憤慨しながらなんとかきっちりと固定しました。所用時間2時間。憤懣やる方ならぬとはこのこと。

 で、次はコンポ。Twitter 経由で譲っていただきました。いろいろとおまけもつけてくださり、ものすごーく助かりました。ありがたやありがたや…



 BB、クランクをスチャっとつけましょう。もともと銀色のクランク・チェーンリングだったのですが、黒になったことで精悍な感じになったと思っておりますよボクぁ。




 もともと同じ型番色違いの SORA がついていただけあって、この辺りはサクサクと進みます。はい次は STI をハンドルにつけましょう。


 ぺろりんちょ。


 このボルトでハンドルバンドを絞めていきます。


 うん、ドロップハンドル。なんだかロードバイクっぽくなってきましたね。


 あ、気づきました?そう、まだフロントディレイラーをつけてないんですよ。というのも、この子のパイプ系は 31.8mm、譲っていただいたものは 34.9mm 対応なのですね…ということで、冒頭で行っていた特殊なパーツを使います。


 ご紹介しましょう。SM-AD17 というシマノのスモールパーツです。これで 34.9mm 対応のフロントディレイラーを 31.8mm なパイプにつけられるという寸法です。


 薄いプラパーツなのですが、特に問題はなさそうです。悪目立ちもしませんし。素晴らしい。500円程度でディレイラーの買い替えをせずに済むんだからありがたい。


 よっしゃよっしゃ。じゃあチェーンを通してみようかー。


 あれ?もともとついていたチェーンを張ってみると、アウタートップにしてプーリーが地面に対して垂直にならないぞ。歯数は変わってないのにどういうこっちゃ。トップが 11T だとなんか違う方法でチェーン長を出すんだみたいな話は聞いたことあるけど…とりあえず、とりあえずこれでいいことにします。うーむ。

 さて、ワイヤー通しましょ。アウターワイヤーも実は譲っていただいていて、当ててみたらドンピシャ。フレームサイズ一緒だったのかしらってくらい。ありがたく再利用させていただきます。白にチェレステ。素敵じゃないの。




 この辺りは普通に普通にやっていけばなんも問題ありません。懸念していた、ドロップハンドルから V ブレーキへの取り回しも、なんで悩んだかなあと思うくらい自然につきました。うん。オッケーオッケー。

 さて、調整。
 変速の調整はほとんどする必要がなかったのだけど、ブレーキはちょっと時間がかかりました。V ブレーキって調整しにくいよねえ。とはいえ、今回のホイールはフレがほとんどないため、楽勝楽勝。

 インナーケーブルのあまりを切ってエンドキャップをかしめて…できたぞ!


 フラットバーロードをドロップハンドルにしたんだから、まごうことなきロードバイクですよ。銀と黒のコントラストがなかなか男前。ワイヤーが白というのがまた、色合いを邪魔することなく自然でいいですねえ。


 甥っ子の体に合わせる前に、自分の体に合わせて試走してみましたが…うん、素直なロードバイクだ。ただし、ブレーキの制動力は通常のロードバイクの5倍以上はあるんじゃないかな!操作感はもちろんだけど、ホイールとの相性もいいみたい。たしかにするする進むこの感じは、質実剛健なアルミロードですよ。これなら胸を張って渡すことができます。

 いやしかし…叔父さん頑張ったよ。ほんとに。


 いろいろ汚くなったり怪我したりしたけど、それはまあ、それで。願わくば甥っ子が安全に、無事故無違反で通学を楽しんでくれるといいなあ。

 納車は2週間後。さて、どんな反応が返ってくるのやら。それを楽しみに次の子に手を出すことにします。え?何言ってんだお前って?

 だって、SORA のクランクとかいろいろパーツ余ったじゃないですか。やることは一つでしょ。


 お前がロードバイクになるんだ…っ!

次回:”ミニベロ、ロード化計画再び” あるいは ”ロードバイク納車”

 お楽しみに!

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