2016年8月1日月曜日

仙台ローディの聖地へ挑む


 はいどうもこんにちは、漬物さんですヒーホー。ぐずついていた天気も V 字回復、ようやっと週末にお日様が顔を出してくれました…が、出しすぎですわ。アッツい暑い。

 土曜日はなるべく運動をするぞということで、今日は仙台ローディの聖地、泉ヶ岳へ挑むことにしましょう。この泉ヶ岳、頂上近くに少年自然の家というのがあってですね、中高生のころ、夏になると 5 泊くらいしてました。え、何やってたかって?ボランティアですよボランティア。内容としては、飯盒炊飯の指導したりカレー作ったりスタンツの指導したり、いただきますとごちそうさまの歌を歌ったり半裸にドウラン塗りたくり、土人と称して松明もちながらエチオピア国家(偽)を歌いながら踊ってたりしてました。

 この季節今を盛りと虫が姦しいので、なるべく涼しいうちに攻めてしまおうと思ったものの、スタート地点近くについたのは0900時をまわらんとするころなのでした。
 





 ちょっと待ってみようか、ローディの聖地になんで MTB で来てんだよ、と、ええまあ、そう思いますよね。泉ヶ岳に挑むとは言いましたがね、ボクらが向かうのは林道ですよ?今日は土用の丑の日。「う」のつくものを食べたりなんだりするといいっていう話ですから、あやかりたいと思って林道を選択しました。、林道→りんど「う」ってなわけです。

 さて、ローディの皆さんがコンビニから左に折れていくのを後目に我々は直進です。赤いラインが今日のルート、青いラインがローディさんのトレーニングコースです。


 泉市時代に整備された?「泉史跡めぐり」という看板がちょいちょいと出てきます。こういうの見つけて「お?なんだこれ?」って止まっては走り、ということが気兼ねなくできるのが自転車のいいところですよね。なになに、朴沢高野原…こうやばら?


 「若草匂う高野原 朝日ヶ丘に咲く千草」という歌の歌詞の中では「たかのはら」なので、ちょっと衝撃。まあ、どこにでもありそうな地名ですから読みが違っても不思議じゃないんですけどね。


 亀の子石(いわ)とか珍しいものものあったりします。徒歩じゃさすがにこんなところまで来ないもんなあ。


 この丸いのが、地蔵にしようと掘っても掘っても元の姿に戻っちゃうというヤツです。石碑もあるんですが、天照皇大神向かって左の、はなんて書いてあるんだろう。湯殿山でいいのかなあ?

 ここから左側に行くと木陰の下にきれいな用水路が流れている道が出てきます。逆側に目を転じればわさわさと育っている田んぼ。いやあ、マンガ日本昔話の世界に来たみたいです。

 時間とともに気温は容赦なく上昇し、ダブルボトルで来なかったことを後悔し始めたころ、ついに林道がその姿を現します。


 八〇二二米…約 8㎞ 。アスファルトも敷いてあるし、確かに斜度も少なさそう。ローディの道を上るより楽なんじゃないかしら、と意気揚々と出発する我々の前に、当たり前のように砂利道が出てきます。まあ、これ目的で来てるので、うん、いいんですけどね。





 どうも、この高野原林道をからいろいろな林道に行けるようで、数か所支道入り口を見つけることができました。いろいろなルートを楽しむ起点として非常に優秀なのかも。ちなみに、最後の写真の蘭山は「あららぎやま」と読みます。アララギ…私はアララギ派しか知りませんが、おそらくこの蘭は野蒜の古名からとったんじゃないかなーなんて適当なことを考えながら今日はスルー。我々は泉ヶ岳を制覇せねばならぬのだ。


 そういや、このルートには滝が 2 か所ありましてね。光明の滝と、この白糸の滝。蘭不動尊も鎮座ましましております。この日はカメラマンの方が高そうな機材で写真を撮っておりましたよ。「今から上に上るんですか?」と聞かれたのでそうだと答えると「うひゃあ、上は砂利道で非道いですよ」とのこと。えええ、そんなにひどいの?

 水の残量に気をつけながらえっちらおっちら上っていくと、一人の MTBer の方がさっそうと我々を抜かしていきます。超速い。筋肉かっこいい。あんなふうに乗れたら楽しいだろうねえなどと盛り上がっていると突如道がなくなりましてね。




 ど、土砂崩れかあ。土が雨で持っていかれて根っこが露出してる気とかたくさんあったもんなあ。このほかもう一か所、道がふさがれているところがありますが、そこはそれ、二輪車なら別に問題なく通れちゃいます。やー、銀輪部隊なんて非効率なもんなんであるんだろうと思っていましたが、自転車さえあればどこでも行けるよなあ確かに。

 ここまではアスファルト半分、砂利道半分。とはいえ、砂利道も走りにくいかんじではなく、いい塩梅の固くしまった道でした。斜度もそんなにきつくなく、これぁ我々のような初心者向けでいいじゃないのと喜んでたわけですが、ここからがつらかった…路面はアスファルトなので問題ないのだけど、とにかく斜度がきつい。水分補給はもちろんできない(途中の川で顔を洗っ足りするくらい)ので暑さも限界。ひいこらひいこら言いながらようやっと上り終えると高野原線の終点に到着。長かった…!


 これで我々も泉ヶ岳を制覇したといっていいことになります。いやあ、辛かった。でも楽しかった!道だけみればガチな林道ライドではないけれど、山を登り切った!という達成感はなかなかのもんです。もうね、汗かきすぎて膝くらいまでびしょ濡れですよ…


 制覇記念。とっているポーズから昭和臭がするとか言わないの。

 下りは前出の青いラインをダウンヒルして帰ります。ここからも定義に抜ける林道入り口が見えたりといろいろな可能性を感じさせてくれるのがいいですねえ。下りきったところに直売所とアイス屋さんがあるので、帰りがけに少し栄養補給。炎天下の中で食べるアイスのおいしいことったら!

 …ないのだけど、ボクら汚れた大人はやっぱりこっちのほうがありがたい。



 てなわけで、無事に帰りつき、全行程 40km くらいの泉ヶ岳林道ライドを終えたのでした。いやあ、いい休日でした。次回はどこの林道を攻めようか…。


※ お知らせ ※
 8月14日(日)に宮城県は涌谷町で走行会を行います。ロードでも MTB でもいい塩梅の 50km コース、お時間会う方はご参加くださいな。走り終わったらひとっぷろ浴びてランチしましょうランチ。

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