2016年4月18日月曜日

春の阿武隈川サイクリング大会に行ってきました


 まずは14日に発生した熊本地震、エクアドルで発生した地震でお亡くなりになった方のご冥福を祈るとともに、今現在被害に遭われている方がなんとか日常に戻れますことを祈念したいと思います。

 東日本大震災に遭った経験上ですが、一般人に出来ることはおそらくまだありません。どうしてもと言うなら募金しましょう。現金が一番力を持っています。
 ボランティアに行こうだの物資を送ろうだのはまだまだ速いし、本当に必要になってからでなければ害悪にしかなりません。ボランティアを受け入れるのにも準備やお金が必要なんです。だから、しかるべき機関から告知があってからでいいと思っています。もろもろの準備が整うまで、我々被災していない人間は、全力で日常を暮すことが何よりも一番大事であると考えますし、実感もしています。

 なあんて、被災した経験があるからこそ、できることはないかなあと焦りにも似た気持ちを発生直後は抱いていたんですけどね。冷静に考えれば、あの時に被災地以外で何かをしてもらいたかったことは特になかったんです。強いて言えばガソリンの供給を早く…ってくらいで。

 食料は手持ちで何とかなるというか、とにかく冷凍庫の中身を食べきる必要がありますし。スーパーや商店、食品店も手持ちの商材を売り切ってくれたりという自助努力も働きます。また、建設・建築業界の人達が辻辻で、自分のところの発電機で携帯の充電をさせてくれていたのも覚えています。だからいまは、そういう被災地の中の動きを阻害しないように「一般人は敢えて何もせず、普段通り暮らすのがよい」わけです。

 もう少し落ち着いて、一般の我々でもできることがあるのであれば、その時に全力で支援したいと思います。まけんな熊本。まけんなエクアドル。



 というわけで、どうもどうも漬物さんです。はいどうも。

 春の阿武隈川サイクリング大会に行ってきましたよー。阿武隈川にぎわいプロジェクトが主催している大会で今年で第二回を迎えます。参加料300円と格安なのも魅力なのですが、そもそも、阿武隈川沿いを気兼ねなく走れるって言うのはそれだけでも嬉しいのよね。せっかくのイベントですから、我々も盛装すべきか…と思ったんですが、初めて参加する大会でエッジの効いたアレっぷりを発揮するわけにもいかないので、まあ、それなりな感じで行ってまいりました。

(撮影:みつるさん




 私、一時期福島市民でしてね。4年間ほど学生として下駄を脱いでいたのですが、あんまり遊びらしいことはしておりません。なんせお金はないし、時間があればアルバイトかギター弾くか引きこもるかの3択だったわけなので、意外に福島市の事は知らなかったりします。むしろ、自転車に乗るようになってからのほうが詳しくなったかもしれません。

 だもんで、おぐら茶屋だの御倉邸なんてものがあるとはついぞ知らず。はじめていく運びとなりました。考えてみれば、川沿いなんて来たことなかったなあ。新鮮な気持ちで駐車場に車を止めます。あらやだ綺麗にアスファルトもしかれてるし新しい芝生も貼られているし、水はきれいだし。金がないならこういうところで遊ぶ方法もあったんだぜ、と当時の私に教えてあげたいくらいです。

 

 前日の風と雨が嘘のようにスコーンと晴れてくれました。青空のもと、三々五々集まってくる参加者たち。ママチャリ、折り畳み軽快車(700c)、それぁ何年前のランドナーですかというくらい年季の入ったロードマン、ロード、MTB などが集まったのはともかく、参加者層が素晴らしい。中学生くらいのお兄ちゃんたち、貫録ある男女、イケイケなレーパンレーシャツに身を包んだ脂ののった世代にその家族たち。老いも若きも…そして、犬も。


 この真中下のわんこ。こちらも立派な参加者です。カゴがついているロードにちょいーんと座ってサイクリングですよ。写真は取れなかったのですが、彼専用のメットまで作ってもらってました。超かわいい。

 っと、話がそれましたが、多種多様、老若男女が参加できるイベントって、すごくいいよなあと思った次第であります。


 今回我々は 29er で参加しました。うちの奥様は身長が低いので 29er ってのもねえ…と思っていたのですが、いい塩梅にトップチューブが低くなっている子を譲っていただくことができまして。ご満悦であります。

 メカトラブルに関しては、福島市は吉野輪業商会さんがバッチリサポート。何かあっても安心です。さぁて、スタートですよ!


 スコーンとした青空、ゆるゆると走る自転車。山紫に水清きとはこのことですよ。大会とは別に、おそらく日常的に散歩してる方、自転車に乗ってる方とすれ違いながら景色を楽しんだりおしゃべりに興じたりします。

 どうも、僕らの自転車は何とも言えない音を出すらしく、だいたいの人が後ろに着くと「何の音よコレ」と振り向いたりしてましたねえ。ブロックパターンがんごろごろと転がる音ってのは結構プレッシャーなのかもしれません。

 え、ヘルメットになんかついてるって?


 や、まあ、その、一応これくらいは嗜んでおいた方がいいのかな、と思いましてね。ももりんをリスペクトしてみました。会場では遠巻きにされておりまして、中途半端過ぎたかなあと反省しております。

(なぜか周りに人がいないの図)

 川沿いをゆるゆると走り、たまーに一般道に出てまた川沿いに戻り…こんな橋を通ってテンションが上がったりしながらも、終始ゆるゆると。


 折り返し一歩手前で見知った顔に会えました。いつもお世話になってるりんせいさん。誘導スタッフとしてご活躍されていたので挨拶してから折り返し地点へ。

 一面の桃畑。昨日の風がなければ満開の桃の花がお出迎えだったそうですよ。ちと残念ではありますが、振り返ればこの絶景。


 桃の花のピンク、土手の緑、空の青。遠くに見える残雪の白がいいコントラスト。ほんと、うつくしま福島でありますなあ。いいところだ。


 …のだけど、風が出てきており悪く向かい風。ブロックタイヤも相俟ってみるみる脚を削っていきます。コース上の段差の部分や分岐点には必ずと言っていいほど立哨スタッフが配置され淀みなくサイクリング大会は続きます。

 向かい風を越えると、ゴール地点。完走証と福島の水(中身は秩父産)、振る舞いの豚汁を受け取ります。この豚汁がめちゃくちゃ美味しい。ちょっと甘めで塩加減もドンピシャ。阿武隈川の流れを見ながら味わえるのはちょっと贅沢ですねえ。



 今回はサイクリングイベントとして走りましたが、普通にこう、阿武隈川沿いポタリングは心が洗われそうですね。いっそ名取から西郷村にある阿武隈川の源流まで行っちゃうぞという旅なんてのもいいかもしれない。阿武隈川沿いが、自転車や歩行者でにぎわうようになったらいいなあと思いながらお昼を食べに行きました。来年もまた来るぞ!

 ちなみにお昼は、すぐ近くに福島市の中心部パセオ通りがあるのでそこに行きます。いつもはノープランで突撃するのですが、今回はちゃあんと調べてあるんですよ。オシャレな雰囲気に思わず入ることを躊躇してしまう、手打ちそば よしなりさん。ちなみに情報はいつも読ませていただいているブログからなのでした。ありがとうございます。



 
 細かい情報はそちらを参考にしていただくことにして…どうしてもその蕎麦屋らしからぬおしゃれさが目を引くのですが、蕎麦も本当に美味しいです。あれだ、猪苗代に行ったときお世話になった蕎麦古家さんの味に似てるかも。つゆも天ぷらもどれもこれもおいしくいただきました。量もたっぷり。私たちが食べ終わったころには入店待ちの方々が。これは人気が出るわけです。福島市に寄ったらぜひどうぞ。おススメです。

 首尾よく遊びにけり、ということで飯坂に泊まりますよ。恋のみちのく人目を信夫(しのぶ)、首尾も飯坂湯のけむりってね。


 じゃ、ボクらはこれからゆっくり風呂に入って居酒屋行ってだらだらしますので。また逢う日まで、ごきげんよう!

 

0 件のコメント:

コメントを投稿