2015年5月20日水曜日

ミニベロに恋をした:決算とおまけ


 はいどうも、漬物さんです。

 やー、とにもかくにも無事レストアが終わりました。素性は良いとはいえ雨ざらし長期保管なミニベロがかっちりきっちり走れる状態になったのは皆様のおかげでございますよ本当に。

 さて。


 じゃあ、シビアでリアルな「お金」の話をしましょうか…。






 はい、というわけで合計 30,117 円となりました。当初は本体込2万円くらいと目論んでいましたが…惜しむらくはフロントのリムがえぐれていたこと。これさえ無事なら本体込1万5千円で通勤快速にできたんですよねえ。

 とはいっても、当初当初いうなら純正パーツの提供だってなかったし、ディスクブレーキ化もできなかったわけですからね。レストア&アップグレードと考えればなかなかのコストパフォーマンス。上記のうち使っていないパーツもありますし、総てをレストア用として計上するってのもどうなのよ(ケミカル類・塗料・ブレーキのインナー・アウターケーブル)っていうのもあります。でもまあそれを言っちゃうと、持っていた工具の減価償却費やケミカル類の使用量も計上しなくちゃいけないでしょ、と言う面倒な話になるので置いておきます。

 ところで、CX-203-16SDB…ってのは存在しないっぽいので純粋な比較にはなりませんが、現行モデルである CX-206-16SDB(定価が74,130円)との価格差は 4 万 4 千円。結構すごいけど、価格だけでお勧めできるもんではないなあ。

 3万円あれば安いけどそれなりに走る MTB を手に入れることだって出来ます。それこそ MERIDA の MATTS とかね。あと、最近の量販店にはロードっぽいモノやクロスも並ぶようになりました。単純に目的だけを考えるならそっちを買ったほうが良いと思います。

 ただ、将来にわたって楽しめる(=投資しても惜しくない)自転車が手に入る「かもしれない」と言う可能性に賭ける意味ではレストアのほうが…いやいや、もしかしたらパーツが集まらないとかどうしようもないほど腐食してる部分があったとなると単に粗大ごみを買っちゃった・作っちゃったってことなったらりかねません。そうなると、コストメリットも糞もありません。単に「損した」で終わっちゃいます。

 あんなにダメダメな状態だったのをここまで持ってくることができた!という達成感は大きいし、頭の中だけでなく、物理的に挑戦しようとしたこと自体も財産になるでしょう。ストレスはたまることもあるかもしれませんが解消出来ることも多いし…などなど、レストア経験で得られるのは基本的にプライスレスなモノである、コストメリットはそこについてくるおまけでしかないなあ、というのもしみじみ感じました。


 なぁんて大きなことを言って見ましたが、今回のを「レストア」と言っちゃうのは微妙ですよね。フレーム磨いて使えるパーツ使って、ダメなモノは外部調達っていうだけですし。もうちょっとガチなレストアをやってみたいと思いつつも、私としてはこのあたりが限界(技量・環境・時間etcetc)かなって思います。

 
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 さて、ラッカーとかマスキングテープ何に使ったのよと思ってる方もいるでしょう。ちゃあんと使いましたよ。ほれ、この自転車にはもともと Topeak の ビームラックがついてたじゃないですか。



マスキングテープの出番。注意書きのところですね。塗りつぶしちゃってもいいんですが、一応残しておこうかなと。

分解します。今回塗るのは下の方だけ。


ネジ穴をマスキング。もともとの塗料はもう浮いてきちゃってます。
重ね塗りしても意味はないでしょう。

ので、すちゃっと塗装をはがします。

これこの通り。塗膜がういていないところも荒らしておきますよ。

ご紹介しましょう。塗装ブース一号くんです。正体は物干しスタンド。
これにハンガーを吊るして、その先に塗りたい物体を吊るします。

 スプレーは塗る前にお湯などであっためておきましょう。

一回目は薄く…と思ったら意外に厚くなってしまったorz

二度塗りして、塗料が乾ききる前にマスキングを外します。
硬化しちゃうとぎざぎざになるので。

乾いたらクリアを噴きます。塗膜の保護と艶出しです。

ドヤァ

ね、見違えるでしょ。

 つけもの は 塗装力 が 1 あがった!

こんな感じになる予定でしたが、使わないって言われたので外しました…。



スタンドも塗装割れがあったので同様に

良い子はちゃんと吊るしてやりましょうね。
でもまあ、なかなかにいい塩梅に仕上がりました。


 塗装なんておっかねえ…と私も思っておりましたが、ちゃんと予習してやればあんまり怖くありません。失敗してもはがせばいいだけですし。スモールパーツくらいなら塗装してもいいなあ。

 などと、いろいろなスキル・経験が増えるというのはとてもいいものです。レストアの楽しいのってこういうところなのかも。


※ ちなみに昨晩、某ハヤサカサイクルでこれのお値段見たら 6,600 円ですって。

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 当初予算から考えれば確かに赤字ですけど、全体としてはなかなか健闘できたんじゃないかな、と自画自賛。お金は大事なファクターですが、お金だけでは楽しめないのがレストアと言うものなのかもしれません。

 さて、次回からは通常の記事に戻ります。といっても、当分お引越し作業が待っているので…って自転車レストアしてる暇があったら荷物の開梱しなさいよって話ですな。はい、頑張ります…。



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