2015年4月30日木曜日

「峠」の選び方


 はいどうも、漬物さんですこんにちわー。

 自転車に乗る人が言う「峠」と言うのは、物理的な峠 ― 国道最高地点である渋峠とか、ヤビツ峠、大タルミ峠、暗峠。東北でいえば白布峠、R宮城でおなじみ才の神、鍋腰、山刀伐、二井宿などなど ― と精神的な峠、例えば、起床直後から次の行動に移るまでの辛く暖かく厳しい戦いであるところのおフトゥン峠をはじめ、空腹時に見かけるとなかなか越えられないレストラン峠とかいろいろありますね。

 どちらの峠も物理的体力的精神的につらいのですが、すべてのランドヌールを苦しめる(というと語弊がありますが)峠があります。ご紹介しましょう。「信号峠」です。

 どんなコースを走ろうかなあと思ったときに、私のような貧脚サイクリストが悩むのは

・ 物理的な峠をとるか
・ 信号峠をとるか

 です。自転車を楽しむことがメインである時にはどちらでもいいんでしょうが、ジテツウするぞーという観点からは、これは本当に悩ましい問題になります。

 メインはあくまでも「会社で仕事をすること」であるので、ジテツウコースに求められる要素は以下の三つである、と思っています。

1) 安全で、
2) 遅刻の心配がなく、
3) 仕事の体力が残る事

 物理的な峠を選択すると1と3が危うくなりますね。登りはまあともかくとして、下りはやっぱり危ないです。体力を削った後の下りならなおさらですし、ウェアの汗もひどいことになるっていうのがなあ…。

 じゃあ、信号峠を選択する…と1と2が危うくなります。信号が多いところは交通量も多いし、当然渋滞の可能性が高い。人も車も多い時と言うのは、こちらがいくら気を付けていても貰い事故をする可能性が高く、安全の担保がしにくいわけです。

 どれもこれも完璧なコースなんてなかなかないので、ルートラボやグーグルマップと首っ引きしながら、なるべく車どおり・人通りが少なく、平地で、信号がないルートを試すしかありません。

 我が家から弊社までのコースを引いて、実際に走ってみました。信号峠コース、物理峠コースで距離は誤差の範囲くらいしか変わりません。

■ 信号峠コース


 1 時間 2 分 55 秒かかりました。平地ではあるものの、意外に獲得標高はあるみたいですね。気づかないくらい地味なアップダウンと信号峠はなかなか足にも精神にも来ます。特に街中はホント怖い。歩行者と自転車が怖すぎる。自動車からはわかりませんが、自転車に乗ると「歩行者と自転車は意外に無軌道な動きをしている」というのが身にしみてわかります。自分も気を付けないと…。


■ 物理峠コース


 何とこちらは 52 分 31 秒でクリア。物理峠のほうが 10 分も短縮出来るだと…?うーむ。冷静にアップダウン(上記図の緑部分)を見ると、ドカーンと峠はあるものの下り基調。獲得標高も実は信号峠コースの 70% くらいしかありません。実際、疲労度もこちらの方が少ないんですよね。
 実際に走ってみるまでは、物理峠の方が体力は奪われるし到着時間も遅くなるだろうしなあ、と思っていましたが、実際にはまったく逆の結果になりました。やってみないとわからないもんですねえ。

 上記二つの結果は会社に「行くとき」です。復路は実は逆の結果が出ます。というのは、物理峠コースの渋滞は結構なもので、下りですり抜けるのはちょっと危ないがゆえに停車時間が多くなり、到着時間はかなり遅くなるんですよね。
 しかし、信号峠コースの復路もタクシーだバスだとかなりカオスな左車線とちょっとした渋滞がついてきます。人も多いし自転車も多いため、安全面の担保が難しくなってきます。うーん、困った。

 もう一つくらいコースは引けるのですが、かなり遠回りする羽目になるんですよね。だがしかし、安全には変えられません。何峠を越えれば安全なジテツウができるのやら…というのを模索しながらと言うのも楽しいものかもしれません。

 今回のルート作成で信号峠の恐ろしさは良くわかりました。fleche やブルベ、サイクリングやポタリングをする際に「物理的な峠は信号峠より怖くない場合もある」というのは念頭に置いておいてもいいかもしれませんね。さて、ルートラボ起動しよう…。




2015年4月27日月曜日

東北風土マラソン参加の皆さんお疲れ様でした。


 はいどうも、漬物さんです。
 先週の土日は「東北風土マラソン」のお手伝いに行ってきましたよ。


 こう見えても私もランナーだった時代がありまして、いろいろな大会に行っては主に最後尾をちんたら走っていたものです。最後に出たのはさくらんぼマラソンだったかな?蔵王高原マラソンだったかな?

 最後尾っていうとだいたい、回収「車」のイメージなのですが、今回は道幅の関係上なのか、排気ガス的な観点なのか自転車で先導&最後尾をすることになっているとのこと。じゃあじゃあ、ということでフルマラソンの最後尾を志望しました。

 最後尾はつまり、DNF した人の世話だったり、倒れている人や調子悪そうな人の介抱・連絡だったりするんでしょう。また、速度は時速 4km くらいで推移する、となるとロードで行く必要はなさそうです。通勤車両に薬や無線などなどを乗せるため積載量を増やせばよかろう、と判断し、通勤バイクにフロントバッグを付けてみました。



 ダッサ…ま、まあしかし、今回はかっこよさとか性能とかではなく、下手すれば人命にかかわる可能性だってあるでしょうから、多少のアレさ加減は置いておきます。まあ、見慣れてくるとちょっとかわいい気もしてきましたし。

 奥様は同じく通勤用MTB。荷物は私と共通化すればいいだろうといつもの装備のまま。


 そして前日。スタッフ打合せのために長沼フートピア公園で待ち合わせ。ふたを開けてみると、私は 3kmレースの先導&ハーフマラソンの最後尾、うちの奥様はフルマラソンの最後尾という配役になりました。無線機を渡されいろいろと打ち合わせた後、コースを試走。









  去年は長沼を一周できるコースはなく、折返しで対応したそうなのです。今年は新たに道が作られ、沼をぐるっと一周出来る全長 21km ジャストのコースができたとのこと。素晴らしい。道はきれいで沿道の草木も満開。地味なアップダウンと曲がりくねった道が時折絶景を隠し、その坂を登れば・その道を曲がれば絶景が広がるといったちょっとしたサプライズがあるコースです。

 とはいえ、何も考えずに走るとミスコースしそうになるため、明日の朝もう一度走ろうということになりました。


 そして よが あけた



 朝0600時集合。いそいそと愛車の準備に取り掛かります。フルの先導はロードじゃないと絶対無理なので、一番若くてテクニシャンな左の彼が担当します。スタンディングスティルからバック、バニーホップからウィリーとなんでもできる変態さんです。

 ハーフの先導の O さんは特性ミニベロロード。少しだけ乗らせてもらいましたが、真面目に走れば真面目に、緩やかに走るなら緩やかに応えてくれる面白い子です。

 僕ら最後尾班は前述のとおり…なんですが、3km レースって中学生高校生が本気で走るんですって。私の通勤自転車はちぎられるんじゃないかしら…という不安を抱きながら各々配置につきます。



 中学生高校生の群れの前にちょいーんと居ります。親御さんや応援団の熱い視線が通り過ぎることにいたたまれなくなって撮影に逃避するなど。


 なお、3km レース参加者さんが見つめる目線がこちら。なかなかこういうの、見れないよねえ。などとへらへらしていたらカウントダウン開始。うわわわわわ、とスタート。



 3km は折り返しレースなので 1500m 走ればよいわけです。今回は1位の子がぶっちぎりでしたね。つかず離れずの距離を保つように気をつかうつかう。進行方向は一緒でも、同じラインを踏まないようにしなくちゃいけないし、先行しすぎても先導の意味がないし。走る人の邪魔にならない距離・ラインってどこなんだろうと考えながらやったつもりなのだけど、うまくできたのかなあ。

 このまま私は引き続き、ハーフマラソンの最後尾につきます。


 前半最後尾だからと言ってそのまま最後尾になるとは限らないわけですよ。この女性二人はおしゃべりしながらすいーっと順位を上げていきました。恐るべし。


 お友達同士の参加なんでしょうかね。だいぶお疲れだった模様。「うーわ、また坂だしww」なんて笑ってましたね。


何のコスプレなんだろうなあと思ってたらちびまる子ちゃんだったんですね。不屈の闘志であきらめないナイスランでした。

 応援の方々もたくさん出ており、私設エイドもできておりました。お兄ちゃんもあがいんあがいん(※ あがいん→食べていきなー)と言われたので草餅、あずきはっと、漬物、パンケーキなどなど頂きました。めっちゃくちゃ美味しかったです。はっと汁もあるよーと言われたのですが、美味しくいただいているうちに最終ランナーを見失いそうだったのでお礼を言いながらお断り。食べたかったなあ…。

 

気温はいい塩梅を通り越して暑いくらいになりましたが、こんな格好で走るフルのランナーさんたちがハーフ最後尾を通過していきます。コスプレしてる方はたくさんいて、写真を撮りたかったのですが、私の位置ではあまり見れないんですよね…。

 最終的にハーフの最終走者は「実は昨日、靴からウェアまで昨日揃えて参加することになったんですよ…」といういろいろと”ワケアリ”のお方。関門上は記録には残らないのでしょうけれど、きちんと認定外完走。そのガッツと言うか、大人の事情は聴くも涙語るも涙でございました。サラリーマン大変。


  いったん本部に戻って、おひるごはんタイム。せっかくの風土フェスティバルですから、焼いた鳥がとても香ばしい鳥丼と木の芽のおいなりさんをいただきご満悦。なぜ写真撮らなかった俺氏…。


  後半のお仕事は最終エイドのヘルプ。立哨員の方の様子や補給状況を見に行ったり、応援したりしながらランナーたちを迎えます。すると…


  フルマラソン参加者である美しい町娘登場。左の方はランニング用シューズでしたが、左の方は下駄。「鼻緒が切れなくてよかったですぅ」とおっしゃってました。写真撮ろうとしたら「あらやだ裾の乱れが…」などとセクシーなことをおっしゃってたので、成れてる方たちだったんでしょうなあ。いやはや、凄いすごい。

 ほか、写真を撮れませんでしたがフルアーマージバニャンとか、ある意味フルアーマーなシャンペン瓶コスプレの人とか飛脚だの侍だのが通り過ぎて行きました。コスプレしてサブ4とか凄すぎて唖然としちゃいますよ。

 すべてのランナーの通過を確認した後、コース上の距離表示板やテントの撤収を行ってひと段落です。

  ちょっと時間が空いたので日本酒を買ったり果物を買ったり後片付けをしたりしているとあっという間に閉会式も終わり。我々の任務も終了となりました。


 自転車部隊で記念写真。いい絵です。


 いやあ楽しかった。無線でひっきりなしに流れる情報を聞きながら、マラソン大会の裏側では本当に多くの人たちが、想定内外の問題を即座に判断したり敢えて判断せず保留にしたりしながらランナーやその家族が快適に楽しめるような苦労をしてくださってるということもわかり、本当に頭が下がりました。

 自分もその一端のお手伝いができたこと、本当にうれしく思っています。いい経験をさせてもらいました。せっかくの自転車趣味。自分の為だけじゃなくて、少しでも人のために乗れるってのもいいもんです。まだどこかの大会のお手伝いしたいなあ。



2015年4月23日木曜日

【スタッフ日記】 BRM419 宮城 200 七ヶ宿


 はいどうも、漬物さんです。
 今回の宮城ブルベは宮城県角田市から山形県は白鷹町まで行って帰ってくる往復コース。桜は見ごろを迎え、飯豊連峰の残雪と山肌のコントラストが楽しめるお花見ブルベなのであります…と聞くと楽そうでしょうが、地味なアップダウンの連続、二井宿や白石のガツンとした登り、高度差に伴う寒暖差、補給ラインの確保の難しさという面もある、走りごたえのあるコースでもあります。

 宮城ブルベでは初の3ケタを超える参加者数となったこと、初参加の方も多かったことを勘案し、私は実走ではなくスタッフに回ることにしました。

 流石にスタートから張り付いていても仕方がないので、約 100km 地点の PC2 から最後尾を把握しつつの追走。オープンは 08:54 ですが、いやまあ、1100 時くらいに到着すればいいんでないかなーと思ってたんです。

 が、フェイスブックだのツイッターだのみてると PC1 についたーなんて報告が想定より早い早い。聞けば追い風もあり、ブルベ的好天(晴れすぎない曇り空)にも恵まれたとのこと。こりゃあイカンと車を飛ばして到着したのは 1030 時。




 おおう…人多すぎワロタ。
 まずは店長さんにごあいさつ―と思ったものの、ランドヌールの他にも通常のお客様とでレジは大混雑。落ち着くまで待ってようやくお話しできました。

 参加者の皆さんは思い思いのスタイルでそれぞれ必要なものをほおばっており、特にトラブルらしいこともなく。ただまあ、ちょっとスペース占有しすぎだよなあとは思いました。ウェーブスタートは真剣に考えなくちゃいけないかも。

 わざわざ私を探してくれたみつるさんをはじめ、ブルベ常連の方々、きまぐれ Shift のメンバーやお世話になっているベルエキップでご一緒させていただいてる皆さんなどなどとお話ししつつ、緩やかに最後尾を待ちます。






 今回のブルベは多様な車種でご参加いただきまして。もはや定番・名物化した K さんのオーディナリーをはじめ、何でもできちゃう N さんのバンブーフレーム、リカンベント、ファットバイク(というカテゴリでいいのかな?)、クロスバイク…とさながら品評会。こだわりのパーツやらなんやらをじっくりと見せていただきながら同じくスタッフの S 先生と歓談。



 これまたいつもの最後尾の方(ブルベを満喫する派の方。今回も観光にお風呂にと楽しまれた御様子。)を迎え、次の PC に緩やかに移動します。


 さて、近くには高畠駅。運転しなくていいならまっすぐ高畠ワイナリーで試飲しまく理たいところですが、実は駅には太陽館という温泉が併設されています。昔うちの兄貴に連れられてきて知ってるんですよ…と言うわけでそちらに向かいます。

 が、冷静に考えてみるとお風呂に入ってご飯食べて…遊んでる時間無いじゃない。泣く泣く駐車場から車を出します。

 時間は1340時ごろ。ランドヌール宮城のメールを確認すると既にゴールしてる人がいるとのこと。へ、変態だー!


 宮城県に入り、湯原温泉後のところにある看板のところで参加者の皆さんをパチリ。



 適当に声掛けしながらゆるゆると PC3 へ向かいます、が、謎の眠気に襲われて危うく事故りそうに。PC3 にこっそり駐車して 30 分ほど仮眠をとりました。



 実は直前に「道の駅は人出がかなり多いため、車止めより店側に自転車で侵入しないでください」という依頼がありました。微妙にコースが変わりましたが特に混乱もなかったのは本当に僥倖でしたね。皆さんのご協力に感謝です。

 同じくスタッフのちゃりけんさんYO-TA さんとおしゃべりしつつ参加者を待ちます。ニューマシンで初参加された自転車を見ては「これは真っ先に外されるね」「あー、コレも変更になりますよね」なとど勝手に脳内カスタマイズをしてみたりと楽しい時間はあっという間。

 そろそろ最後尾かなー…と考えつつも、いい加減食事をとろうと道の駅へ。参加者から「食事のオーダーは1530時までなんだって」と教えられてまたくいっぱぐれ。

 パンクトラブルで最後尾になった方を送り終えて、すきっ腹を抱えてゴールへ向かう…途中のコンビニでたまらず生姜焼き弁当。うーん、せっかく遠くに来てるのに結局コンビニ飯かあ。



 ゴールにつくと、おお、ランドヌール宮城ジャージの原案が飾られてるじゃないの。良い色味だねえ…なんてのを見ながら代表やスタッフの皆さん、参加者の方々と歓談。S さんのPBP資料だのメダルケースだのを見ながら、うーん、ちゃんと走り切れるように身体を造らなくちゃなあと決意を新たにしたり。

 最後尾がゴールしたのは1900時くらいかな?制限時間より早く店じまい。事故もなく、トラブルもなく、ランドヌール宮城の今年度初運営は恙なく終わったのでした。

 さて次は BRM509 の物見山 300 です。実は、真夏に夫婦で試走してみたところ 27 時間かかりました(笑)。アップダウンが足と心をがりがり削りますのでお気を付けくださいな。私は田植対応なのでスタッフとしても実走者としても参加できませんが、こちらも間違いなく楽しいコースです。ぜひぜひ万難を排してご参加くださいなー。



2015年4月22日水曜日

タコスパーティに必要なモノ


はいどうも、漬物さんです。
いろいろあって、タコスパーティをしたくなりました。

実はわたくし、タコスの本場で暮らしていたことがございましてね。タコスは食べに行くことも家でパーティすることも多かったのですよ。

住んでいたところは比較的治安のいいところ…だったはずですが、美味しい焼き立てトルティージャが売っているのは比較的治安が悪いというか、低所得者層が住むところ。店先のきったない容器に塩が置いてあって、お金の無い人はその塩でトルティージャ食べなさいよっていうくらいのアレな感じのところに日本人のガキが2名、ローラースケートを履いて買出しに行くもんだからえらく注目された記憶があります。よくまあ誘拐されなかったもんだっていうかよくいかせたなうちの親。

で、1kg のトルティージャを買って帰るころには両親がそろってスープだ具材だの用意が大体終わっていて、子供たちはサングリア(もちろんノンアルコール)で、大人たちはビールやテキーラで乾杯するなんていうのが定番でした。

で、日本に帰ってきてからも漬物家本家ではやってたんですよ。トルティージャ屋さんなんてないから「ミンサ」と呼ばれるトウモロコシを粉状にしたものを入手し、水でこね、円形に潰してホットプレートで焼いて、手巻き寿司よろしくいろいろな具材を中に入れて食べるというわけです。

問題になってくるのは、材料や具材の入手性。そこで、日本でタコスパーティを使用と思った時に、どこに行って何を用意すればいいのかをざっくり公開しておこうと思います。宮城ブルベのゴール地点ではタコスパーティが開かれているとかそういうことは(いまんとこ)ありません。うーん、宮城1000くらいでやりたい気はしますが、みんなご飯食べられる状況じゃないでしょ?w


2015年4月20日月曜日

【再燃】通勤車両アップデート計画 実際にジテツウしてみよう


 おはようございます。漬物さんです。
 というわけで、長かった?通勤車両アップデート計画も最終章。天候に恵まれずに延び延びになっていましたが、ようやく晴れ間が。喜び勇んでジテツウです。

 たかだか 20km、という言い方もできますが、ブルベやロングライドにおける 20km と自転車通勤における 20km は別物という意識を持っています。

 前者はそれが目的となっているのにたいし、後者はそれは手段でしかないということ、つまり、間の仕事こそがメインであることはいう間でもありません。遅刻のリスクを減らし、仕事に向ける体力を確実に確保し、業務終了後の疲弊感を伴っても何とか帰ってこれる手段を講じておく ― ということに重きを置く必要があります。

 一番配慮するべきは安全面。機材的な意味はモチのロンなのですが、格好もね。
となると、こうなるわけ。


 派手なリュックと反射ベスト。ドライブレコーダーありますよアピールなんかも有効でしょう。背中の蒸れ的な意味でも、反射ベストの機能的な意味でも、本当はリュックは背負いたくないんですけどこれはもうしょうがない。ダイナパックDxのアダプターを買うまでは。

 それから、体力面。
 当初のルートはは峠越えを考えていましたが…2 か月ほどジテツウしてないのにいきなりトライするのはヤバいだろうし、交通量が多くて精神的にも疲弊するだろうしと言うことで、今回はこんなマイルドなルートで行くことにしました。




 ビバ下り基調。お前どんだけ山の上に住んでんだ?ってくらいの勢いですね。峠を越えない分、信号峠をいかにしてクリアするかという問題がでますが、安全面・体力面を考えると当分はこちらのルートで行こうと思いますよ。

 で、実際に走ってみた結果は ―


2015年4月10日金曜日

【再燃】通勤車両アップデート計画 ひと段落


 はいどうも、漬物さんですこんばんわ。

 うちの通勤車両であるところのマチ子さん。ちゃんとブルホーンにするまで1年かかってやがりますね。さっさとパーツ買ってやっちゃえば 3 日で終わったってのに…。

 というわけで、「ちゃんとブルホーン」がひと段落となりました。ベース車両をカスタマイズしてもらってから約 2 年。ホイール、タイヤ、サドル、ハンドル、ブレーキレバー、消耗品他が変わってひとまず完成ってことでいいんじゃないでしょうかね。



 バーテープの色は黒白赤以外にしたかったんですけど、行く店行く店他に色がないっていう。んまあ、完成とはいってもまだまだポジション調整が必要なので、やっすいバーテープ探してたからっていうのもありますけどね。

 悩んでいたバーテープのまき方は、ザ☆適当。ブレーキレバー側のバーテープの先端を斜めに切ってブレーキレバーのクランプ部分に沿わせて絶縁テープで固定、ぐるぐると巻き始めてハンドルのフラット部分ではロードと同じ処理、です。強度的に不安を覚えたので、最後に両端に絶縁テープをぐるぐると巻きつけてます。


 まく方向が逆な気がしなくもない ( ・ัω・ั) 。ま、まあいいか。

 実走はまだしていませんけどちょっと乗ってみた結果はまずまずしっくり。安物のスポンジ感は通勤車両らしくて良いでしょう。どうせグローブもつけるんだから、ちょっとした緩衝剤になってくれればいいんです。

 来週から約 21km のコースをジテツウしてみようと思います。車がバンバン通るところも走る関係上、衣服も今までのようなカジュアルなスタイルってわけにも行きません。反射ベストは必須装備になりそうです。そのあたりは試行錯誤していこうと思いますよ。

 仕事上でもまーたいろいろと問題が噴出したっぽいんですよね。引っ越しも落ち着いてないのにまたバタバタする羽目になりますが、ジテツウをストレス解消策として、安全第一で毎日安全に暮らしていきたいと思います。


※ 通勤車両アップデート計画
 1) ブルホーン化妄想、そして実現
 2) 再燃1再燃2再燃3→ひと段落(イマココ)→初回通勤

2015年4月8日水曜日

【再燃】通勤車両アップデート計画 その3


 はいどうも、漬物さんです。
 バタバタしまくっておりましたが、実に二か月ぶりに自由時間が取れました。引越も全く終わってはいませんが、自転車を弄るチャンスです。そろそろ自転車通勤もしたいですし。

 久しぶりに通勤車両を引っ張り出しましたが、んー、汚れてますなあ…。洗車してあげたいのはやまやまですがまずはブルホーン化を進めなければなりませぬ。いざ。


1) ハンドル周りのパーツとハンドルそのものをはずす。



これを



こう。

今まで使っていたブレーキレバーと今回購入した RL740 のサイズ比較をしてみる。


 ハンドルバーにレバーが近づくので、安全度はかなり上がりますねえ。


2) ハンドルまわりを仮組

 ブルホーンハンドルにシフターをむりむり突っ込み、ハンドルはステムにセット。ブレーキは…


 こういうアルミ板?っぽいシムがついてくるのでこれを利用。ハンドル径が 22.5mm だからねえ。


これがほぼ完成イメージ。なんていうか…ヤッチマッタ感が凄いなあ。


3) 旧ブレーキの取り外しと新ブレーキケーブルの取り回し

 

 とりあえずブレーキレバーにアウター・インナーケーブルをぶちこみ、ハンドルに添わせる形で仮組していきます。そうそう、こうなりたかったわけですよ。アホ毛をばいーんと出したくなかったのです。


アウターケーブルをぶちんと切断。切断の圧力で穴がつぶれてしまうので千枚通し等で穴を丸くしてあげるのと、断面がまっすぐになるようにやすり掛けをした結果がこちら


 美しい。これにケーブル付属の金属部品をかぽっとはめて仮組。おkおk。


 後も同様に仮組。


 
 ちなみに、仮組前にローターの脱脂(こんなにきれいに見えるのに、パーツクリーナーかけて吹いたらウェスが真っ黒に)とパッドの交換をしています。

 インナーケーブルに付属の終端ようの金具をラジオペンチでぐににと潰します。確か赤あるまいとのこの金具がうちにあったはずなのですが、引っ越しのアレで行方不明。



 
 ん、まあ、シンプルでいいじゃない。さて、ブレーキの調整をしましょう。

 前輪は苦労することなくあっという間に調整終了でしたが、後輪の方はどうもしっくりきません。本末転倒な気がしますがパッドを紙やすりで削って厚さを調整するという力技でもってベストポジションを確保。そして…





 ポジションの細かい調整は後にするとして、だいたいこんな感じ、となりました。なんだか変な自転車ですね。少しだけ走ってみましたが、自分の身体にはしっくりくるようで、これなら何とか 25km 通勤もできるんじゃないかな、という手ごたえは得ることができました。

 さて、少し乗り込んでポジションを決めた後、バーテープを巻いて今回の改造は終了となります。ところで、こういう状態でバーテープはどうやってまけばいいんですかね…?お知恵をぜひ拝借させていただきたいところ。知ってる方がいたらぜひ教えてやってください。

 今週末にバーテープまいて、洗車して完成と言ったところでしょうかね。来週からいよいよジテツウ再開となります。うむ、楽しみ楽しみ!


※ 通勤車両アップデート計画
 1) ブルホーン化妄想、そして実現
 2) 再燃1再燃2再燃3(イマココ)→ひと段落初回通勤


2015年4月7日火曜日

【再燃】通勤車両アップデート計画 その2


 はいどうも、漬物さんですこんにちわ。
 引っ越し作業もまだ落ち着いてはいませんが、東北もすっかり春になりました。自転車通勤が楽しい季節の開幕です。

 前回説明した通り、真面目にブルホーンにしようと思っておりますよ。
FELT QX65 をカスタムしたものが素体となります。現在はフラットバーに戻してますが、かつてこの子はこんなかんじでした。今回は、これと同様、


・ シフターはフラット部分で
・ ブレーキは換える


 と言う方針で改造していきます。用意したものは以下の通り。





・ ブレーキレバー
  TEKTRO の RL740 にしてみました。補助ブレーキという位置づけではありますが、きちんとメインを貼れるだけの性能がありますし、径を合わせるためのスペーサーも付属。至れり尽くせりです。

・ ブレーキケーブル インナーアウターそれぞれ 2 本
  インナーには「SHIMANO ロード用SUS ブレーキインナーケーブル」を、アウターは Jagwire 。安さ重視です。インナーが 1.6m、アウターが 2m のモノを買いましたが、果たして足りるのかなあ…という不安があるのよね。

・ ディスクブレーキパッド
  レジンではなく、メタルなパッドを買いました。キシャンキシャン言わせながら坂を下ります。



 作業手順は下記の 12 工程。必要な工具はすべてそろってる…っていってもワイヤーカッターとハンダごて(あるいは瞬間接着剤)くらいなもんですけどね。

1) シフターとブレーキの固定ネジを緩める
2) ハンドルバーをステムから外す
3) シフターとブレーキを外す
4) ブルホーンにシフターを通す
5) ブルホーンにブレーキを付ける
6) 既存のブレーキケーブルを外す
7) アウターケーブルをちょうど良い長さに切断する
8) インナーケーブルを通す
9) ディスクブレーキのパッドを交換
10)仮組・微調整
11)ケーブル終端の処理をする
12)(要検討)バーテープあるいはスポンジカバーを付ける


 では次回、実際の作業に入りましょう。


※ 通勤車両アップデート計画
 1) ブルホーン化妄想、そして実現
 2) 再燃1再燃2(イマココ)→再燃3ひと段落初回通勤

2015年4月6日月曜日

2015年の fleche も DNF でございました…


 はいどうも、漬物さんです。

 やあ、やっちまいました。今年はなんと 151km 地点と言う早い段階での DNF になってしまいました。うちの奥様の体力的な問題、地味に調子が悪すぎた私こと漬物の問題が主な原因でございます。メンバー各位におかれましてはほんっとうに申し訳なさ過ぎて…R 東京のスタッフの皆様には手間をかけるだけかけさせてしまったのも心苦しい。

 とはいえ、151km 分はきっちり楽しませていただきました。サイクルフェスタ丸森のコースを踏襲しながら福島へ入る道は、路面は荒れているものの川の美しさ、音を楽し無ことができたし、福島は福島で山が素晴らしい。きれいな空気に青空と雄大な山。そしてレンギョウ、梅、桜、水仙などなどの花々が彩りをさらに添えてくれるようなコースをサイクリングする機会に恵まれたのは本当に良かった。福島市まで 4 時間しかかからないという発見もありましたしね。

 母校の前を通り、郡山のまちなかでひぃこら言いつつ、今度は弊社の営業所前を通過し…と個人的にゆかりのあるポイントばかりをつないだルートを通り、矢吹町で DNF。帰りは一度白河まで出て新幹線で仙台へ。あっという間でした…。

 次回はきっちり走りこんで参戦しますorz