ツール・ド・ラフランス2014 へ行ってきました。


 はいどうも、漬物さんですどうもどうも。

 毎年の自転車イベントの締めはやっぱりツール・ド・ラフランスとなりました。私がロードバイクで初めて出たイベント。はやいものであれから丸3年が経ちまして ― 被り物をたしなむようになりました(苦笑)。

 ツール・ド・ラフランスといえば、山形県は上山市で行われ、今回で 27 回を迎える由緒あるイベント。前日には「まちなかサイクリング」が開催され、前夜祭で美味しいモノやお酒をたらふくいただき当日を迎えるという素敵イベントなため、受付開始から数日で応募が締め切られるほどの人気を誇ります。

 今年も何とか申し込みが通り、私はこれで 4 回連続出場。ろくろ首もかくやと言うくらい楽しみにしながらその日を迎えたのでした。







 イエス、快晴!
 今年もまちなかサイクリング当日はぺかっと晴れてくれました。当日はアレですが、前日は大体天気が良いというのがこのイベントにおけるジンクスのような気がします。見てくださいこの青空。奥に見える紅葉も美しく、何度となく「ああ、綺麗だねえ」とため息をついてしまいます。

 まちなかサイクリングというのは、要は、スタンプラリーです。上山市の見どころや楽しみどころを自転車で回ってスタンプを押したり、銘菓や食事を楽しむことができ、上山市をダイジェスト形式で楽しむことができるわけですね。お勧めはなんといっても斎藤茂吉記念館。


 どうよこの見事な紅葉。写真でも文章でも伝えられないこの空間の美しさ。行った人だけがわかる贅沢感。


 足元の落ち葉もなかなか素敵。私はフラペですが、ビンディングペダルでも安心して歩けます。鉄道好きな方は茂吉記念館へ行く途中に線路の上の橋がありましてね。時間帯が合えばいい写真が撮れそうなポイントですよ。

 山に映える橙色はモミジだけじゃあないんですよ。ちょうど柿の実がいい塩梅に熟れるころでもあるのです。畑の真ん中ではどどんとこんな光景を見ることもできます。


 これ全部干し柿。ちょうど農家の方が作業中で、写真撮っていいですかーなんて話しかけてたらこの方もツール・ド・ラフランスにご協力くださってる方なんだそうです。忙しいところ本当にありがとうございます。

 名所等々を見て回るうちにお腹もすきました。昼ご飯は上山市カミン近くの新華楼さんへお邪魔しました。私は下の画像のチャオジータンメン(にんにくの効いたひき肉のあんかけがかかったラーメン。辛いけど美味!)、


奥さんは薬膳ラーメンを注文。どちらもとっても美味しくあっという間にペロリ。薬膳ラーメンのスープがめっちゃ美味しかった!次回は薬膳ラーメン食べるぞ俺ぁ。

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 さて、山形と言えば日本でも数少ないタンデム自転車の走行が許されている県です。と言っても、タンデム自転車なんて高いものを買うことができる人はそうそういません。が、なんと11月10日から貸出をしてくれることになるとのことです。まちなかサイクリング参加者には無料で貸し出しますよ、と言う事なので…

 いざ行かん。
 前に乗る人をキャプテン、後ろに乗る人をストーカーと言うらしく、キャプテンは主に体力を、ストーカーは主にセンスが必要となります…とのことなので、私が前、奥様が後。せっかくなので沢庵和尚がが住んだという春雨庵へキャーキャー言いながら向かいます。


 わたくし、漬物さんなんてハンドルを名乗ってますが、上山市の春雨庵がたくあん漬けの名称発祥の地だなんて知りませんでした(恥)。なお、前夜祭では「当時の沢庵漬」を食べることができますが、思わずこめかみを押さえるくらいショッパイです。

 なお、タンデムは…うん、楽しいは楽しいですが、これでブルベやれるかって言ったら即答で無理と答えちゃいます。ランドヌール宮城主催のブルベでタンデムな夫婦(埼玉の誇るダジャレ王とのことでした)が 300km を駆け抜けていましたが、それがどんな偉業なのか身を以て体感できました。我々夫婦は 100km で大げんか、200km で緑の紙に記入することになりそう。


 と、散々遊んでゆっくりとお風呂に入った後はお待ちかね、前夜祭です。どん。


 どうよこのフルーツの盛り合わせ。なお、超がつくほどの高級ブドウも普通に置いてあります。あと、和菓子でしょ、チーズケーキでしょ、上山ロールでしょ…


 お酒は地酒と蔵王のスターワインがこれでもかと言うほど飲めちゃいます。ほか、いろいろなお料理がバイキング形式でいただけます。どれもこれもおいしい!



 昨年はがんちょさんのナイスなアレにより日本酒で酒盛りだったわけですが、今年はじょいさんの好プレーによってワイン酒盛りとなりました。りんせいさん、まるくまさんたちと盛り上がります。


 こんな大きな「なめこ」が入ったお味噌汁なんてのもありまして。味もバツグン。明日に備えて栄養補給しておかないと、という大義名分のもと楽しくおいしくいただきます。

 食べ物以外のコーナーも充実しておりましてね…ほら、こんなのも。



 カセ鳥というのは、厳寒の頃に藁でできたコスチュームを着、祝い水(もちろん冷たい)を掛けられながら歩き回る、火伏と商売繁盛のお祭りです。奇祭の一つとして知られていますね。まあ、酔っ払いにかかれば


 悪い子いねがー!(それ違う)


 とまあ、こうなるわけです。なんと今年は本物を着せてくれるということなので ―


 カッカッカー(という掛け声を実際にはするそうです)!カセ鳥の中、あったかいなりぃ…というか、ホント、意外に体温は担保できそうです。や、だからと言ってボクはやりませんよ?



 他の人もセクシーポーズとったりかぶったりとテーブルもステージも企画コーナーも異様な盛り上がりを見せるなか、クイズ大会やビンゴ大会でさらにヒートアップしながら夜は更けていくのです。あ、教育長さまにはお世話になりました(苦笑


 そして よが あけた

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 天気は生憎のくもりですが、ツール・ド・ラフランスではよくあること。今年は集合写真はナシになったようでちょっとさみしいですが、開会式は粛々と進みます。


 私たちも開会式に…と思っていたのですが、や、その、いろいろな方に写真を撮られておりまして。というのも、まあ、こんな格好で参戦することにしたもんですからアハハ。



 来月の上山市の市報は俺らが表紙だ!(嘘)

 いやね、10月末でハロウィンは終わっちゃうし、11月って何もないんですよね。いろいろ悩んだ挙句に時間切れとなって、今年は「あわてんぼうのサンタクロース」というコンセプトになりました。いろんな方に話しかけていただいたり遠巻きにされたりしておりました。



 今年はスタート地点のお立ち台はなくなり、数人でまとまってスタートするいつもの形式。ちょっと物足りないなあと思ったのは私だけ?

 ちょちょいと走ると第一エイドの楢下宿。あたたかい玉こんにゃくとラフランス、水分がふるまわれます。ラフランス食べ放題の始まりです。




 気温はだいぶ低いため、みんなこんにゃくより先にトイレに並んでる感じでしたねえ。なお、ラフランスは次から次へと運ばれてくるので品切れすることはありえない感じです。そしてどれもこれもおいしい!ラフランスを食べるタイミングって結構難しいんですが、そこは流石地元農家の方々。舌と口の上だけで潰せちゃうくらいの一番熟成したところを用意してくれているのは流石の一言。



 美味しいのは食べ物だけじゃあありません。それなりのアップダウンを登らせるコース設計のため、眼下、もしくは、目と同じ高さに広がる鮮やかな紅葉。うっすら見える山のふもとにけぶるガスがまるで漫画日本昔話のようです。



 ちょいちょい撮影ポイントがあるのでそれなりに撮影を楽しみながらエイドへ向かいます。



 ずっとこんな光景見てるんだから飽きるだろうと思いましたが、飽きませんねえ。秋の空気を満喫しながらゆるゆると進みます。


 車がなるべく来ないコースを通るので、気楽に走ることができるのもとってもよろしい。秋の枯葉色の中を我々の無遠慮な赤が駆け抜けるわけですふははは。


 写真に命を懸けるスタッフさんの決死の撮影スタイルを撮影。(この後轢かれそうになって移動してましたw)坂を上りきると、いつものダムへやってまいりましたよ。今年の年賀状の写真を確保!




 ここには簡易エイドがありまして。我々がこんな格好してるのはここに来るためなんですよ。


 見た目的に「クリスマスの時にケーキ売ってる高校生バイトみたいな格好だよね」というツッコミをいただいていたので…


 再現してみました。スタッフさんたち大爆笑。

 昨年はここからさらにキツい登りだったんですが、今年は下る方向で。尾形家住宅を目指します。




 重厚な門構え。こういう家を見るのは大好きです。昨年は結構な雨だったのでまったく見ることができませんでしたが、なんと屋敷内にエイドを設けてくれたため、ばっちり見ることができました。砂利がクリートに挟まらないようにちゃんと茣蓙を敷いてくれるという配慮がとても素敵ですよね。

 なお、ここではラフランスジュースが配布されており、「来年出る人は2本、再来年でる人は3本もってっていいよー」とのことでした。そういえばここでも写真撮られた上に「来年のコスチューム楽しみにしてるからねー」と言われてしまったので、来年も頑張って何か着ようと思います(鼻息荒く)。


 小さなダムを越え、


 古民家があるあたりまで登ります。ここまでのアップダウンが結構きつい。折り返してきた某Mさんから「こっからきついから頑張って(ニヤリ」と言われ、泣きながら登りきりましたよ。

 トイレに並んでたらやまめの学校の同級生にお会いしまして。やまめ談義に花を咲かせておりました。

 ここからの下りで雨にちょっとだけ降られましたが本当にちょっとだけ。ただ、路面を濡らすには十分すぎるくらいの雨量だったため、下りカーブで目の前で落車が発生。スタッフさんが近くにいたので呼びに行ったりなんだりをしてから再スタート。

 ツール・ド・ラフランスの規定上、ヘルメットとグローブは必須装備なんですが、してない人たちも結構いましたね。今回の落車、メットとアイウェアがあったから顔に擦り傷くらいですんでいますが、もししていなかったら大変なことになってました。賛否両論あるヘルメットの着用ですが、せめてイベント時は主催や参加者に迷惑をかけないためにもヘルメットは確実にかぶりましょうね。それが嫌だとかできないってんなら、本当に迷惑なので出て来ないでくださいな。


 そんなこんなありながらもついにホームストレート。今年のロングコース(60km)は今までのツール・ド・ラフランス史上最もキツいコースだったんじゃないかしら。押し歩きの人も結構発生してましたねえ。私も歯ごたえのあるアップダウンに脚を削られました。来年はまたコースに変更あるのかしら。今から楽しみです。


 そんなこんなでゴールした後には美味しい美味しい山形芋煮のふるまいです。今年の芋煮は、宮城の芋煮がただの豚汁と思ってしまうほどの出来栄え。私生粋の宮城県民なのですが、来年の芋煮戦争から山形陣営になります。マジで。牛肉の臭みもなく、しょうゆであることの物足りなさもなく、ネギはとろっとろ。一緒に頂いたおにぎりも「あー、おかあさんたち頑張ったんだなー」と言うのが良くわかる手作り感。疲れた体に染み渡る美味しさでしたよ。

 大会終了後、材木栄屋さんでお湯をいただき、帰路につきます。たかだか 60km しか走ってないのにとっても眠い…。家に帰ってバタンキューするくらいの充実した疲労感。ああ楽しかった…来年も必ず参加しますと呟きながら鉄腕DASHの時間まで大いびきをかいて眠っていたのでした。市役所の皆さん、ボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。また来年、よろしくお願いいたします。

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 自転車イベントにいろいろ参加して、悪天候だったり落車したり、メカトラブルが発生したりしても「楽しかったなあ!」と思えるイベントの条件って何でしょうね。ツール・ド・ラフランスは、毎回、どんな状況でも、どんなコースでも楽しい!って思うんですよね。いつかそんな自転車イベントを作ってみたいなあとひそかに思っているのですが、今後の人生どうなる事やら。今はとにかく、こういうイベントを企画・運営してくださった皆さんに感謝しながらゆっくり休みたいと思います。

 今シーズンもありがとうございました。
 次回、ローラーブルベでお会いしましょう(え?)



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