2013年9月10日火曜日

裏磐梯スカイバレーヒルクライム(前夜祭&本戦)行ってきました

 はいどうもこんにちは、漬物さんですよどうもどうも。
先週土日は掲題の通り、裏磐梯スカイバレーヒルクライムに行ってまいりました。今回は前日入りする予定にしたので、急遽前夜祭にも参加することにしましたのでそこあたりからレポートしてまいりましょう。



 裏磐梯スカイバレーヒルクライム。その存在を知ったのは昨年9月でした。ええそうですよ、私が事故って車に跳ね飛ばされた次の日でした。会社のイベントでたまたま猪苗代湖畔に来ていて朝起きて帰る準備してたらローディいっぱい。何のイベントですかーと聞いて見物に行ったらピンク色の圧力団体ベルエキップしびれ隊の面々が下山してきてあらまあびっくり、というわけでした。



 で、ヒルクライムについては…うーん、あんまり興味ないのですよ私。で、今回も裏磐梯スカイバレーは出ないつもり満々だったのですが、あれ、なんで出ることにしたんだっけ(奥さんとのメールのやり取りを振り返る)…んー、よくわからない(苦笑

 まあまあそういうわけで、いつものように凸凹コンビが山を登りますよっていうお話です。

 

 さて、やってきました裏磐梯。試走して受付して、ウェルカムパーティだ!と鼻息も荒く現地に到着したものの、今にも泣きだしそうな雲模様。白布峠だ猪苗代湖だ桧原湖だときなれている私たちではありますが、あまり練習もできなかったし、ちょっとくらいは実走したい。


 自転車を組み立ててる間にも同じ目的のランドヌール…いや、クライマーの皆さんと言ったほうが正しいか、が、車や自走でやってきます。高いバイクやそれぞれの個性の出ているチームジャージなんぞを見ながらテンションが徐々にたかまって…行かないorz そもそも俺ぁ山が苦手なんだよ。


 自転車と人間の準備ができたので早速試走を行うも、2km も行かない間に大粒の雨がぽつりぽつり。そんな中でも真面目に雨具を着て練習しているクライマーの皆さんを後目に見ながら大慌てで戻ることになりました。ここら辺からして気合が違うよね(苦笑


 受付までまだ間があったので車中にて作戦会議。ここで初めて関門があることを知る我々。とはいえ、これは何とかなるレベルだろーということであっという間に雑談モード。作戦も糞もありません。


 受付を行い、参加賞のTシャツと立派なトウモロコシを3本いただく。これはうれしい!打ち上げはトウモロコシでビールだな…とうきうきしていると「前夜祭受付」の文字が。お値段1,500円。雨だし試走もできないしこれは参加するしかないよねーと参加することに。


 1600時からのスタート。村長さんや商工会議所の方々のご挨拶がおわり、ロードに乗ってる人で知らない人はいなんじゃないか?というくらい有名なこの方の登場。


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 日向涼子さんの登場。銀輪レディとして、Funride誌では四コマ漫画も描いてらっしゃいますね。モデルさんと言う事もあって顔ちっさ!そして細いというか締まった脚してらっしゃいますな。流石です。


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 かんぱああああい!ちなみに、缶ビールだけではなく樽生ビールもございます。


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 地酒2種類、焼酎、各種ジュースが豊富に置いてあります。ちなみにセルフサービスです。


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 喰いかけの写真でアレですが、フライドポテトに枝豆、かわきもの、ウィンナーにトウモロコシ、焼き鳥(塩・タレ)、取れたてのきゅうりとトマト!…それからこちら。


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 出てきた瞬間にわらわらっと人が寄ってきてあっという間に無くなる人気商品、イワナの塩焼きでございますよ。


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 そして山菜のてんぷら。アスパラガスが絶品なうえに揚げ具合がすんばらしい。これで1,500円とか採算取れんのかしら…と心配になるころにやってくるのが


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 これまた地元のおそば。ネギは甘いし、そばの香りもふんわりと、こんな器に乗せちゃっていいんですか的な逸品でございました。おいしい!うまい!北塩原村サイコー!


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 うぃー、明日?自転車で峠を登る?ばっかじゃねーの俺ぁいかねえぞおお…というくらい思うさま食べ、飲ませていただきました。ご馳走様でした。あ、ちなみに抽選会もありまして…


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 やー、あの、なんかスミマセン…と申し訳なくなるくらいの歓待っぷりでございました。来年参加される皆さん、前夜祭は行くべきですよ。いやマジで。これだけでも裏磐梯スカイバレーヒルクライムに行く価値はあるってもんです。


 とはいえ、そとはざんざか雨が降っている状態であり、いやほんと、こんな状況で峠を登るのはまあいい、下れるのか俺らはさ…とDNSももちろん視野に入れながら宿に向かうのでありました。


 そして よが あけ 




 …る前に目がさめたんですよ。ええ、すごい雨の音で。屋根をぱたたっと雨がたたく音の激しさにこれは DNS だろうなあと二度寝を決め込むのもアレなので、お風呂入ってツイッターでもして―とか思ってたら公式ページには「開催に向けて準備しております」の文字が。うわあ気が進まねえ。

 とにもかくにもお風呂だお風呂。せっかく温泉に 24h 入れるんだからさー。

 上がって水分補給をし、外を見るとなんだかとっても雨足が弱くなってきている。お、これは行けるか?行っちゃいますか?…よし、行こう、とご飯を食べてレッドブルを注入。

 会場へ向かうと皆さんやる気満々モード。駐車場が足りなくて車があふれかえるくらいの勢いで参加者が集まってるという状況に、ああ、雨であきらめないのはブルベ愛好者だけじゃないのねえとしみじみ自転車に乗っている人たちは変態であるなあと思ったのでした。

 自転車をセットアップ。雨に濡れるのはやだなあとおもいつつ、車のわきに放置し、開会式へ。

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 中学生のボランティアが朝も早くから頑張ってくれてます。一通りの開会あいさつ、諸注意が終わるとスタートです。

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 写真ではわかりませんが、結構雨は降ってます。参加者の皆さんはあまり気にしてないみたいですね。まあ、うん、ここまで来たら雨でも雪でもどんとこいではありますが。

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 うちの奥様が言っていたのですが、福島や山形のこういうイベントの時って大体中学生や高校生がボランティアで頑張ってくれるのですよね。宮城ではまず見れない光景。雨の降る中朝早くから本当にありがたいことです。こういう文化、宮城でも根付かないかなあ。


 さて、スタート。

 もちろんヒルクライム中の写真なんかありませんよ。どの方向向いても真っ白な霧だし、前方から跳ね上がった水がもろに顔にかかるしひどい目に遭いました…というんじゃあレポになりませんね。

 最初の7km位が平たんというか、湖畔を左手に見ながら下り基調となり、そこから緩やかに白布峠に差し掛かるというコースレイアウト。前半で貯金をするべきか、それとも後半に余力を残すべきか。なかなか難しい判断を迫られます。
 かてて加えて路面はウェットを通り越してるような状況。私のようなヘタレローディは当然前半は安全第一、後半も安全第一というのが作戦です。いのち だいじに。

 とはいうものの…前半の下り基調といちおう大会だという意識のせいで足は残念ながらくるくる回ってしまいます。平均にして 34km くらいでてたみたいです。雨だってのにねえ。

 そして白布峠。前半は緩やかな坂から始まり、どん、と斜度があがり、標高が上がるにつれて斜度もあがるという凶悪なコース。580m の高低差を 8km くらいで駆け上がるわけなので、なんとなく想像がつくかとは思います。

 が、まあ、こちとら今年だけで白布峠は 4 回は来ている人間です。実はそんなにきつくないということも知っています。とにもかくにもくるくる足を回し、ケイデンス90~100を維持するお辞儀乗りでゴーゴー。

 特筆すべきポイントは実はあまりなく…景色も見えませんでしたしね。確かに何か所か足が回らない場所はありましたがさほど問題なくクリア。そう、問題なくクリア。いやいや、これブルベじゃなくてレースなんだからもうちょっとすぴーどだすなりして頑張らなきゃだめじゃん!っていうのはゴールしてから気づきました。

 そしてゴール地点。

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 イエス、真っ白。そして当たり前ですが、寒い。雨もどんどこ振っているので、皆さんテントの中に避難している感じですね。

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 幻想的っちゃ幻想的ですが、ボクらは今まさにリアルな山登りをしてきた後なわけですよ。そして下らなきゃいけないわけです。シンジャウ。

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 奥様も無事ゴール。一度も足をつかず、私よりも余力を残した状態でゴールしてやがります。もうちょっと頑張れたとは本人談。

 ドロップバッグサービスがあるのでさくっと着替え、ウィンドブレーカーを着こんで今度は下山です。結果から言いますが、登るよりも時間がかかりました。本当に霧で真っ白でスピードなんかこわくて出せません。出せば出したで寒いし。走行しているうちにブレーキのかけすぎで手が痛くなるし…やー、ひどい目に遭いました。


 が、とても楽しい大会でしたよ。
 白布峠は霧にけぶっていても相変わらず美しいし、大会の運営スタッフのみなさんもきびきび働いてくれていますし、いろいろな面でいろいろと気が使われていることがひしひしと感じられる大会でした。大事なことなので二度言いますが、コース設定は最高です。天候がどうしてもこの時期崩れやすいのが難点ではありますが、それを差し引いたって最高の体験ができる大会の一つではあります。

 白布峠にはひろすけ文学碑というものがありまして。

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 浜田広介ですね。山形県の童話作家で、日本のアンデルセンと呼ばれています。碑文には「吾妻晴れ山 くもり山 曇りのち晴れ 人の世も」。きっと来年のこの大会は晴れ山になってくれるといいなあと思います。

 下山すると暖かい豚汁がふるまわれます。

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 こんなに豚汁を真剣に食べたことはなかったかもしれません。冷えて凍りついた体に染み渡る暖かさ。熱い大根をはふはふ言いながら飲み下し、豚肉で疲れがとれることを実感させられるなんてのは、今回の大会に出た最高のご褒美なのかもしれません。ちなみにお代わり自由でございます。

 体が温まったところで閉会式。司会の軽妙なトークや受賞者の方々の各人各様の喜び具合を見つつ、また開催された抽選会の結果にドキドキしながら今大会は閉幕となりました。

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 え、結果?
 あ、ああ、私は総合でど真ん中の順位でした。奥様は女子の部で下からうん番目ですが、トップとの差は15分くらいだっけ?なので、もうちょっと頑張るとガチで入賞するかもしれませんね。ベルエキップしびれ隊の皆様、坂練のお相手よろしくお願いいたします。


 さてさて、腹が減りました。会津の名物って言ったらコレでしょ。

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 おーぷーん!

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 いえあぁぁあぁ!!



 とってもおいしかったです。土曜日朝の体重から 1.2kg 増えてました事を申し添えておきます…それくらい楽しめる大会ですよってことですね。




 しかしまあ、雨の日に長時間雨ざらしにするもんじゃないですよロードバイクってのは。家に帰ってからのメンテ祭りは3時間以上かかりました。私の FOCUS Cayo2.0 は BB30 なので水も泥も入りまくり。クランク外して、ベアリング部にパーツクリーナーでブシューってやっただけで引くくらいに汚い茶色の液体が出まくります。それをメンテして、ヘッドパーツにも混入した水を出してグリスアップして、ホイールだスプロケだチェーンだなんてやってるとあっという間に夜ですよ。次のイベントは晴れた日であることを強く希望します。


 そうそう、今週末は BRM913 宮城 1000 ですね。私たち夫婦はスタッフ参加です。先行車と書かれている銀色の車に乗ってるのが我々です。苦しむ皆さんを生暖かくウォッチしながら私たちも寝ずにゴールまで参りますですよ。参加者の皆様におかれましては頑張ってくださいませ。こちらも頑張ります。

 では今日はこの辺で。あでゅー。



2 件のコメント:

  1. かつ丼?ですか?
    旨そう旨そう
    前夜祭とか楽しそうですね
    この手のイベントは未だ参加したことがないので
    一度参加してみたいです
    福島に戻りたくなってきます

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  2. カツ丼はカツ丼でも、いわゆる卵でとじたタイプではなくソースカツ丼なんです。
    会津の丼と言えばこれでございますよ。
    私もここまで充実している前夜祭は初めてでした。
    どうですか、来年は気まぐれシフトのみなさんでどーんと。
    大人数でチーム組んで参加すると「チーム賞」なるものがもらえますよー。
    福島は本当にいいところです。福島市の珍満に行きたいっ。

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