2013年6月26日水曜日

【拡散希望】自転車のまち、丸森。「サイクルフェスタ丸森」開催するよー。



 
 こんにちは、漬物さんですどうもどうも。あたしゃ普段「拡散希望」なんてのは使わないのですが、今回の内容はぜひですね、自転車や宮城県に興味のある方に拡散していただければ幸いですよ。


 東北ではほとんどなかったサイクルイベントですが、震災後いろいろ増えました。震災を自転車のおかげで乗り切ったといっても過言ではない私にとっては、大変ありがたいことです。

 たとえばツール・ド・三陸


 お金を落として復旧復興しようぜではなく、被災地域はまだまだこんな塩梅ですよというのをその目で見てほしいというテーマ。

 たとえばツール・ド・さくらんぼ
 震災とか関係なく、純粋に綺麗な光景、美しい地域とおいしい食べ物を一緒に楽しみませんかというテーマ。

 たとえばサイクルエイドジャパン。一人でも多くの人に来てほしい、東北の魅力を感じてほしい。応援の絆、メッセージをつなげていく…というテーマ。

 どれもこれも練られたイベントですね。残念ながら三陸には参加していませんが、どれもこれも楽しいというブログの記事がたくさんありました。

 振り返って宮城県。私が知る限りでは、ロングライド系自転車イベントってほとんどないんですよね。SUGO のママチャリエンデューロさくらスプリントカップは確かに長距離ですけど、その、なんていうんですか、周回じゃなくて、遠乗りの―そう、ツール・ド・ラフランスみたいなイベントってないんだよなあ(もしあったら教えてください)。え、ブルベ?あれはイベントってのとはまたちょっと違う世界ですし。




 唯一開催されていたのは、閖上にあったサイクルスポーツセンターから出発するセンチュリーライド秋の100kmライドだったんですが、それも昨年は開催されず…ってまあ、あの状態ですしねえ。名取 CSC はいまだ近づくこともできません。

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 そんななか、丸森サイクルプロジェクトという集まりができ、「サイクルフェスタ丸森」というイベントを立ち上げるらしいぜと小耳にはさんだのがツイッター上でのこと。宮城でこういうの、待ってました!と小躍りしながらいろいろ問合せさせていただきました。担当の方からは「ネットで言えば【拡散希望】でしょうか?」というありがたいお言葉をいただきましたので、拙文ながらもその内容をご紹介していきたいと思います。
 


 

 基本的な概要については、サイクルフェスタ丸森の公式サイトを見ていただければ良いのですが、ざっとご紹介。


開催日時: 平成 25 年 10 月 6 日(日)


コース: ロングコース(約 70 km)、ショートコース(約 30 km)

参加料:コースに関わらず 3 千円

制限時間:5時間

 で、気になる細かいところ。

■ 自転車の車種について
 
 公道を走行できる自転車であれば車種は問いません。
 とはいえ、宮城県はタンデム自転車が走れませんので、タンデムはNG、牽引系もNGですが、リカンベントファンの皆様お待たせしました。リカンベントは OK とのことです!11月3日に開催されるツール・ド・東北はリカンベントが NGなので、平地と下りをこよなく愛するリカンベントラブな方々はぜひ。

■ 装備品

 「リフレクター」については、尾灯で OK とのことです。ただし、きちんと見えるようにしてくださいとのことなので、ブルベ同様常時点灯が推奨されるのではないでしょうか。流石に反射ベストは不要なようですので、痛ジャージを見せつけたい人も安心です。

----- ここまで問い合わせ内容。以下、私見です。

■ コース

 コースは平坦ではありますが、地名や地形を見るとそんなに余裕をぶっこけるような感じでもなさそうですねえ。コース説明にも「数字以上の手応えを得ていただけるもの」なぁんて書かれております。エイドステーションとして"いなか道の駅やしまや"さんを予定されているとのことですが、これはうれしいですねえ。エイドとしてでてくるかはわかりませんが、タケノコカレーが有名です。軽食屋さんが通常営業なら、味噌おにぎりやみそ汁などを食べることができるはず。いやはや楽しみです。

■ 丸森町

 県外の方にはあまりなじみのない名前かもしれませんね。宮城県下ではそれなり有名なはずです。パッと思い出されるのは齋理屋敷。江戸時代の豪商、斎藤理助さんの邸宅ですよ。

 斎藤理助さんというのは、特定の個人を指すわけではなく、代々この屋敷の当主が引き継いできた名前です。町の人たちには「だんぽさん」(方言で大きな商家の旦那さん、の意)と呼ばれており、6代目はたいそうな怪力だったり、親戚の反対を押し切って風呂を作ったりといろいろと和やかなエピソードをお持ちの一族ですね。

 春になればひな人形の展示があり、そのほかにも斎理屋敷のスペースを利用してさまざまな催し物があったりするところでもあります。ちなみに、今回のコース上ではたぶん、目の前を通るんじゃないかしら。

 あとは、干し柿でしょー、阿武隈川ライン下りでしょー。それと、漬物樽家的には玄米麺がメジャーです。ひょんなことから手に入れて食べてみたらこれがおいしいんだわ。冷麺に使われる米麺よりもやわらかく食べやすいその麺の名前は「う米米めん(=うまいまいめん)」でございます。我が家では主に冷やし中華の麺として利用されていたりします。もちろん、ホットでもおいしいのよ。

 などなど、丸森にはいろいろと見どころ味わいどころが多いんですよ。その周りの景色も相当きれいだという話を聞いたことはありますが、私は見に行ったことがありません。今回はそこが楽しめるコース設定になっているとのことで、楽しみなことこの上なしなイベントです。

 10月6日といえば、東北でもまだまだ温かい~暑い時期。地元の皆さんも遠来の方も楽しめるサイクリングになると思いますよ。

 ぜひぜひ、おいでませ宮城へ、おいでませ自転車のまち、丸森へ!

 参加申し込みは7月中旬とのこと。興味を持った皆さんは是非チェケラ。

 

2013年6月24日月曜日

BRM629埼玉400 スーパーアタック奥志賀 準備編(2)



 はいどうもこんばんわ、漬物さんでございます。


えー、来週の今頃は意気揚々と凱旋している途中、あるいは、失意のうちに高速道を北へ向けて走っているかのどちらでしょうね…というわけで、ブルベの準備をしなくては。

 スーパーアタック奥志賀、といえば、その変態的な山岳コースとして知られているわけです。自転車も機材もなるべく軽いほうがいいでしょうと思いながら準備をしてみたら、機材の総重量は13㎏を超える計算となり、これはいわゆる一つのママチャリと同じ重量であり、ボクは、400kmの道のりをボクは…とうなだれておりました。

 工夫と妥協をすれば軽くはできるでしょう。だがしかし、元来心配性な私はこれくらいの装備でのざまざるを得ないのでしょうな…ということで、中身を大公開。経験者の方は是非アドバイスを、未経験の方は私の恐れおののくさまを楽しんでいただければ幸いです。あ、ちなみにロードは現在こんな状態です。

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■ 自転車


 FOCUS Cayo 2.0(2011)
 Mavic OpenPro + Ultegra 手組ホイール(ベルエキップ産)
 Giant S-R4 25c タイヤ
 (おそらく) Schwalbe のチューブ

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 TIME iClic Carbon

■ ライト
 

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 ハブライト: CATEYE HL-EL135
 メインライト:GENTOS SF-353X3
 サブライト:CATEYE HL-EL340

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 BORO テールライトSTL-01
 CATEYE デュアルモードテールライト TL-LD170R

■ バッグ類

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 ORTLIEB サドルバッグ F96LL
 BirzmanZYKLOP-NAVIGATORⅡ

■ バッグの中身

 < フロントバッグ > 

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 10000mAh の充電池
 シャモアクリーム、日焼け止め、リップクリーム、鎮痛剤、目薬
 免許証、保険証、お金、ブルベカード

※ 鎮痛剤は眠くならないタイプで頭痛のみならず関節痛や肩こりにも効果のあるタイプ

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 < リアバッグ >

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 カッパ兼ウィンドブレイカー兼防寒具兼反射ベスト:dhb Signal Jacket
 携帯用工具(100円ショップで210円のもの)
 チューブx2
 CO2インフレータ

 ボンベx2

 パンク修理セット
 ニップル回し
 醤油入れに入れたチェーンオイル

 補給食(ソイジョイ、塩サプリ、塩飴、BCAA飴、アミノバイタル、メイタン黒x2、チョコバー、ピットインゼリー)
 電池(単3電池x3、ボタン電池C2052、C2032)
 エマージェンシーシート

 インシュロックx5

 ウェス

 テーピング用テープ
 (替えのインナーを入れる予定)

■ サイコン・計器類

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 Apple iPhone4S
 GIANT Axact Pro +
 Garmin etrex 30

■ ボトルケージ・ボトル

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 ELITE の安売りしていたやつ
 CAMELBAK Podium それぞれ2つ

■ 携帯用ポンプ

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 SHIMANO PRO ミニポンプ コンパクト テレスコピック

■ ヘルメット

 

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 OGK KABUTO REGAS2

 BikeGuy トライスターレッド
 100円ショップの9灯LED

■ ジャージポケット

 えいようかん、メイタン黒、キューシート or コマ図
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 と、こんな装備になりました。明らかに補給食が多すぎる…といいたいところなんだけど、80kmくらいコンビニがないゾーンがあるような気がしているのでこれくらいは持っていきます。腸はともかく胃は丈夫らしいので、もしゃもしゃ食いながら道中行こうかなと思います。

 で、この装備で本日軽く登ってみたのですが、問題なさそうです。坂でも重いという感覚はありませんでした。鈍感な自分万歳。あとは、タイヤを 23c にするか否かはまだ悩み中。今週は装備に悩みながらキューシートとにらめっこすることになりそうです。

 etrex30 の使い方もいまいち把握してないしね。今週は仕事峠もあるし、忙しい忙しい…。今日はこの辺で。あでゅー。

 

追記: 輪行袋(TIOGA コクーン)を追加。さらに重くなってまう…。


2013年6月21日金曜日

自転車を積んで旅に出よう!(猪苗代湖一周"イナイチ"のススメ)

 はいどうもこんにちわ、スーパーアタック奥志賀を前にしてガタガタ震えてる漬物さんですよどうもどうもあははー。



 いろいろと準備しなくちゃいけないことはあるんですが、ひとまずそれは忘れて楽しんじゃおうぜってことで行ってきました猪苗代湖。目的は、猪苗代湖一周をすることです。人はこれを現実逃避という…。



 前回の檜原湖一週&白布峠は本当に素晴らしい体験でした。これに味を占めた我々は、近くにあるんだから猪苗代湖一周"イナイチ"をやろうぜってことになりまして、投宿したのがフレーザーホテルさん。やあ、部屋はすごいし料理は本格フレンチ、お風呂は貸切形式と至れり尽くせり。最高でした。



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 デザートはこんなの。うつくしー。こういうきちんとした料理を食べたのは久しぶりかもしれないなあ。タイミングよく出てくるコース料理に舌鼓を打ち、明日の天気が崩れないことを祈りつつ就寝。晴れるかなあ…。

 



 

 そして よが あけた(てれれーれーれってってーん♪


 ざんざか雨降ってますけど…まあしょうがない、会津観光に切り替えるかとご飯を食べに。
朝ごはんの内容は確かに素晴らしかった!


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 おフランスな朝はこういう感じなんでしょうかね。これに厚いトースト、チーズとリンゴのパイのようなものとオレンジジュース、リンゴヨーグルトという内容でした。おいしかった…が、この食事が原因であとで困ることになるとは二人とも予想しなかったのであった。


 朝にオレンジジュース等のフレッシュジュースを飲むと高確率でお腹を痛くするうちの奥様ですが、この日も安定の腹痛でございまして。うんうん唸っているうちに外の様子に変化が。おお、神よ…雨が上がってるじゃないですか!


 というわけでれっつらごー。猪苗代湖畔、野口英世記念館の裏の町営駐車場に車を止め、ロードでイナイチ、ついにスタートでございます。


※ 湖と山と空のコントラストが映える写真は、先の檜原湖でさんざん撮っているので、今回写真は少なめです。


 猪苗代湖を西から一周することにします。



 野口英世記念館を出て左に行きますが、会津に抜けたい車の主要道路になっている49号線の路面状況はなかなか悪いです。トラックもひっきりなしに通りますのでちと怖い。とはいえ、私たち以外にもローディさんたちが結構いるコースでもあるらしく、車はみんな大きくよけてくれます。ありがたやありがたや。


 ちょっと走れば絵葉書のような光景。


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 天気がもうちょっと良ければよかったんですけどね。猪苗代湖から吹く風を体に受けながらだらだらとサイクリング。サイコーです。


 平地ばかりと思っていたんですが、コースをよく見ると坂があるんですよね。

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 気温は徐々に上昇している中、あせぶっ垂らしながら登るとそこには絶景が。猪苗代湖が一望ですよセニョール。

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 この松の感じと言い山の感じと言いいいですなあ。ちなみに下の浜辺ではモーターボートっていうんですかね、あれで遊んでる皆さんが下りました。見ろ!人がゴミのようだ!

 下って平地に戻り…ミスコース。本来はもう一度林道を登って行くのが正しいのですが、僕ら坂嫌いな夫婦は「○○林道」と書いてある上り坂を華麗にスルー。意図せず自転車の聖地に向かうこととなりました。

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 鉄好きのみなさん、お待たせしました。クロモリ峠でございますよ。日本全国のクロモリフレーム好きがこぞって訪れるというこのトンネル(嘘)、歩道があるので有り難く使わせていただきました…結果、僕のケツから背中に黒い汚れが一直線に。ボクのピンクジャージがまたよごれちまつた…。

 294号線を南下したところで、どうも二人とも足が回りません。そんなに坂ってわけでもないし、疲れてもいない。これはどうしたことだ、と二人で首をひねります。

嫁 「いわゆる一つのハンガーノックじゃないかねこれは」
漬物「な、何を言ってるんだ君は、確かに腹減ったけど」
嫁 「今朝の朝食を思い出して御覧な」

 悲しいかな、僕ら骨の髄から日本人なのでパンごときの炭水化物量ではこの運動量を賄えないのですね。これは困った、次の商店らしきところで補給しようぜ、と思うのですが、どう見ても食品扱っちゃだめだろ的商店や看板だけがあるというお店ばかりに遭遇。また、ケツが黒く汚れてる関係上、定食屋さん様のところに入るわけにもいきません。

 これは困ったとペダルをこぐことしばし。湖南精肉店 福良支店さんを発見。お肉屋さんのコロッケをいただきます。

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 揚げたてサクサク。お勧めは「お肉屋さんのかりんとう」らしいのですがコロッケ超うめえ…。その他、水分などなどを補給してゆるゆると376号線を目指して北東へ。

 どうなんでしょうね、この季節の猪苗代湖、桧原湖ってのはオフシーズンなんでしょうかね。車どおりもあまりないし、宿泊客もさほどいない感じ。風評被害ってのはあるんでしょうけれど、まあ、宮城県に住んでる時点でそんなん気にしたってしょーがない状態ですがね。思わずパノラマで取ってしまったこういう光景を二人締めできるのはサイコーです。

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 桧原湖もそうでしたが、猪苗代湖もホント、水がきれいなんですよ。周りの田んぼの水だってこんな感じですからね。

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 まさに清流ってやつですよ。そんな水に心洗われつつ、残りの道を踏破しましょう。

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 んー、綺麗だわあ。将来はこういうところに引っこみたいです。猪苗代湖を見ながら振れ取りとかやったら迷いが消えるんじゃないだろうか(謎

 相変わらずコンビニも商店も出てこないので、いい加減お腹が空きました。どこかないかなーと探していると、お、あるじゃないのー。レークサイド磐光、とな。
 

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 やだなにこのかれいぱん。…すごく…大きいです…。早速いただこうと思ったものの、時間は既に1400時を回っていることですし、ちゃんと食事しようぜということで食事処にイン。

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 会津と言えばソースかつ丼ですよ奥さん。甘辛のたれがたっぷりかかって、ボリュームも凄いことになってるこの定食が900円。おいしかったです。食べながらふと、目線を外にやれば、

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 カップルのみなさんとか普通の服の皆さんがきゃっきゃうふふと遊んでらっしゃる。やべえ超場違いだな俺ら。まあ気にしないけどねー。

 そんなことより天候が怪しいよ。なんか暗雲が垂れ込めてるぞ、ということでさくっと出立。

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 どんよりどよどよ。電光掲示板には「大雨洪水注意報」とか出ちゃってるし。これはまずいと少し急ぎ、すこーしだけ濡れてしまったものの本降りになる前に戻ってこれました。自転車をしまい終わる頃にはこの態たらく。

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 あぶねえ…。ここでも滑り込みランドヌールかよ俺ら、と冗談を言い合いながらゴールへと向かいます。え、車がゴールじゃないのかって?真のゴールは、お土産屋さんの中、そう、ここだ!!

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 嫁大はしゃぎの図。

 と、イナイチは無事に終了したわけです。んー、楽しかった!路面は若干荒れているものの、路肩も大きいし、自動車がガンガン通る区間は短いし、ゆったりまったりいい景色を見ながら走れるってのはこれぁもう、自転車乗りにとっては最高であることぁ間違いないわけで。桧原湖、猪苗代湖、それぞれ楽し無ことができました。実に、自転車を持って旅に出るのは大変楽しいものでございますよ。

 今回は若干ミスコースしてしまったものの、基本的には迷うことなく一周できました。え、方向音痴な漬物さんにしては珍しいじゃねえかって?僕には iPhone がありますからね。無敵ですよ…と言いたいところですが

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 急遽投入されたこれのおかげであることは言うまでもありません。嫁からも「"先頭で道案内する漬物さん"に強烈な違和感は感じたけど、あんた今日輝いてたよ!(サムズアップ」という有り難いような有り難くないようなお言葉をいただくほどです。eTrex30 に最初から入っているへっぽこ地図でもこの破壊力。ちゃんとした地図入れたらもっとアレなんでしょうねうへへへ。

 というわけで、自転車もって旅に出ようのコーナーでした。いやまあ、なんつうか、非常に散文的な文章になっちゃってますが、楽しいですよ、自転車もっていくの。ご興味あれば是非どうぞ!

 では今日はこの辺で。あでゅー。


2013年6月18日火曜日

BRM629埼玉400 スーパーアタック奥志賀 準備編(1)



 おはようございます。漬物さんですどうもどうも。


いやはや、6月前半のイベントラッシュもようやく終わり。あとは月末のスーパーアタック奥志賀に向けて準備を進めるだけです。

 ブルベにおける私の心配事の第一は、今までもさんざん書いてきたように「迷惑をかけずに生きて帰ってこれるか否か」です。第二に心配することは、走力でも脚力でも体力でも装備でもなんでもありません。ミスコースしないか。これに尽きます。方向音痴キングですからねあたしゃ。

 


 

 まあそれでも、コマ図があれば何とかなるんでしょ?とお思いのあなた。甘い。コマ図は事前に下見を行ったからわかるものであって、あれだけで走れるとかどんな脳内構造してんのよというのが私の正直な気持ちでございます。


 キューシートを読み解くこと自体はできます。目の前にパソコンがあって、グーグル先生やルートラボ先生の地図があれば…ね。ブルベはキューシートだけで走るべしとかコマ図は甘えとかいろいろな議論を見たり聞いたりしますが、はっきり言って私の場合、ポリシーなんかより生命のほうが大事なので GPS に頼るしかありません。


 GPS といえば、みんな大好き Garmin の Edge シリーズですが、私には iPhone があります。電池さえ持てばこの子は非常に有用なGPSにもなりツールにもなってくれるのですが、いかんせんそうはいかない。外部バッテリーは持っていきますが、27時間連続稼働に耐えられないような気もします。いや、いけるかな?


 Garmin 系を利用するにせよ iPhone を利用するにせよ、まずは地図を読み解かなくちゃいけません、ということで、キューシートも公開されたことですし、試しにルートラボで線を引いてみましたよ。


■ BRM629埼玉400 PC3まで ■





 いやー、キューシートから地図を起こすのって結構大変ですね。ルートラボだけでは補完しきれずにグーグルマップも併用して必死に交差点を探したり、計算機片手にこの辺りで曲がるはずだ云々やってるとさすがに疲れます。

 かてて加えてこの高低差。やっべー DNS しようかなあと割と本気で考えるくらいの過酷さ。いやだって、日程的に 400 はこれに参加するしかとりようがないというのはあるものの、いまだ 300 すら走ったことがない私が400を、しかもスーパーアタックに参加するってのはどう考えても無謀な気がしています。

 まあそのあたりも考えながら、とりあえず準備だけはしていきましょうか…とほほ。

2013年6月12日水曜日

さくらんぼマラソン大会に行ってきました



 いやあ、今月はイベントラッシュで体力がキツイ。どうもどうも、漬物です。


 6月1日にツールドさくらんぼで山岳コースを 123km 走り、6月8日はサイクルエイドジャパンで 75km + 自走で帰宅の 43km の計 118km 走り、翌日にハーフマラソンという、お前もう少し考えろよ…というスケジュール。ジョギングすらサボっている私が完走なんて考えてません。まあ適当に 15㎞ 位走って回収車待ちよね。

 以前、私がニコニコ生放送やっていた時代、ニコ生ジョギング部なるコミュニティで大会前放送とかやっていたんですよ。その時を覚えている方達には申し訳ないくらいの軽装での出陣でした。最低限の飲料、薬品、なぜかロードバイク(苦笑)をなぜか当日の朝に準備する羽目になり、かてて加えて関門の時間すらノーチェック。しかも寝坊するという態たらくで山形へ向かったのです。

 結果的にはなぜか完走しちゃったんですけどね(苦笑
 その辺については続きから。


 



 


 
 

 ひがしねさくらんぼマラソンは毎回毎回そうなんですが、車の渋滞が半端ないんですよね。駐車場自体はたくさんあるのですが、来る人の数はすごいし、駐車場に至る道は2本くらいしかないのです…ということを知っていながら寝坊ぶちかますとかもうね。


 渋滞中の車で今回の方針を練ります。


  1. 体の不調(特に膝)を少しでも感じたら即 DNF (今年の目標はあくまでも SR)

  2. 嬉しいほどの応援があるが、反応しない

  3. カメラにも反応しない

  4. ペースは 1km 6 分 30 秒

  5. 写真なんぞ撮らない。

 と、まあ、こんな感じ。10km 地点くらいで足が痛くなるなり肺が苦しくなるなりして  DNF ってのが妥当なところでしょう。

 と、つらつら考えていたら駐車場へ到着。私も嫁もトイレに行きたいけれど、トイレは長蛇の列。テントも立てなきゃいけないし…あわわあわわと私はトイレを我慢してテント設営、ぱっぱと準備してスタートラインに向かいます。

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 また今年もスタッフの方に怒られながらスタート地点に行くことになったわけです。毎回毎回スミマセン本当…。

 列に並んだのがスタートの4分前。靴ひもを結びなおしてストレッチでも…と思ったら

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 靴壊れてるじゃねえかwwww普段履きしすぎた結果ですwwwww靴擦れ必至wwww


 と、草生やしてる場合じゃないんだよね。靴擦れが起きそうになったら即 DNF ということで、フラグばかりが増えていきます。


 とにもかくにもスタート。最初は大集団なので、渋滞を活用してのウォーミングアップ。沿道では地元の小学生~おば様までの幅広い年齢の女性たちが応援してくれます。や、もちろん男性も応援してくれていたのでしょうが私の眼には入りませんでした。うん。


 通常のジョギングだと、3km くらいまでは調子が出ないし足は痛いしという区間なのですが、今回は何事もなく。遠藤の皆さんの凝った応援に内心は感動しながら動じずに淡々とペースを上げていきます。5km くらいで大体 6 分 30 秒ペースに持っていけました。


 今回の大会の気温は23度ということもあって、山形にしては非常に涼しいわけですよ。去年の白石蔵王高原マラソンでは暑さにやられたこともあって、これは私にとっては福音です。靴擦れの気配もなし、足も痛くないし、フォームも維持できてるし、気持ちよく走れそうです。


 前回のトラウマもあって、なるべく体を冷やすことを考え、すべてのエイドステーションでスポーツドリンクの摂取、頭と腕に水をかけることを励行するぜ…と思っていたら、まさかのスポンジ切れ。冷たい水が目の前にあってもどうしようもないという状態が6km位から続いたわけです。ええいままよと帽子を水で濡らしてかぶったり、恥も外聞もなく手ですくって体にかけたりしたこともよかったんでしょうね。暑くて苦しいということは今回はありませんでした。さくらんぼマラソンにしてはずいぶん珍しい不手際だなあ。10km の人たちはスポンジなしで走ってたんだろうか。


 で、するすると 13km 地点くらいまで来てしまい…さてどうするか、と考えるもペースはずっと6分30秒台だし膝も痛くなければ靴擦れの気配もない。関門時刻より10分速いペースとなれば、まあ、行くしかないよね。


 道中いろんなイベントはあったんですよ。コース沿いのさくらんぼ農家の方が樹から直接さくらんぼをもぎ取らせてくれてるところがあったり、去年よりもずっと熱の入った応援があったり、私設ウォーターシャワーがあったり。写真も撮らず、それらすべてにまったく無関心で通り過ぎた結果、


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 あっという間にゴール地点。これはアレだ、自転車にほぼ毎日乗っていたせいだな、などと思いながら奥様に電話。そろそろゴールするよー。


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 というわけで、ゴール。結果は


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 無事完走。自己ベストに比べれば20分くらいのビハインドですけど、1年ぶりに関門に引っかからずに完走できたのは素直に寿ぎたいところです。が、なんていうかね、こういう風な態度で臨むイベントとしてはもったいなさすぎます。もっと余裕のあるところで、応援の皆さんやスタッフさん、選手たちとコミュニケーションとったり、写真を撮ったりして楽しく参加するのが、参加者としての責務(とまでは言いませんけどね)何じゃないかなあと。


 ので、ハーフは今年限りかなあと思ってます。これからは 10km のほうに参加して、コスプレしてみたり写真撮ったりしながら、イベント自体を楽しむことを目的にしたいなあと思いました。


 さて。


 さくらんぼマラソンのスタート&ゴール地点は自衛隊の駐屯地。なので、


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 行軍に必須なアイテムが売られていたり(しかしなんちゅうネーミングw)


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 痛い缶詰3姉妹のうちの一人が怒涛の人気で売れていたりという光景を楽しむことができるという、その筋の人にはたまらないイベントになっているわけであります。


 東根近辺には多数の温泉がありますが、良くいくのは天童温泉。よーし一風呂浴びるかーと全裸で湯船に近づくとなんか視線を感じる。


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 2個師団がこっち見ておる…。なかなかきりっとしたアヒルたちに見守られながら疲れを癒したのでありました。


 取り留めもないレポになりましたが、イベントとしてはとてもよく練られているし、楽しいのがさくらんぼマラソン。また来年も来たいと思います。何着て走ろうかなあうふふ。


 


2013年6月10日月曜日

CYCLE AID JAPAN 2013 6月8日ロングライドコースに行ってきました



 はいどうもこんにちわ、漬物さんですよどうもどうも。
6月はイベント続きでなかなか大変です。マラソン大会、ブルベ、自転車イベントもさることながら、ドイツ好きな私としては外せないこんなイベントもあるわけで。

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 プロージットー!


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 ムール貝!

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 場所を変えての二次会!

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 みすたさまーたーいむ♪

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 うははっははははh




 …と、言うことをやっていたらですね、そりゃあもう、家に帰って撃沈するのは当たり前なのですが、次の日に自転車イベントなんですよね、我々。大丈夫なのかっていうと、結論から言うとひどい状態でございました。

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 今回は、東京からアーツさんがやってきてくださったので、一緒に走ります。やべえよあのディープリム。フィブラ強そうだよ足あわないに決まってんだろ俺…と微妙に不安になりながらも CYCLE AID JAPAN は始まるのでした。

 



 会場へは車で乗り付けてみました。私のうちからスタート地点の松島までは 40km 位あるので、そのまま車を置いて行って、うちの奥様が自転車で車を取りに来るという算段です。イエス、自走。


 自転車を組み立てていると、前回ツール・ド・さくらんぼでたまたま塩サプリを手渡した方にお声掛けいただきました。いろいろお話をさせていただいてる間に受付時間になったのですが…


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 えらく閑散としてますな…。まあ、天候も不安定ってこともあり、DNS した方も多いのかもしれません。受付もあっという間に終わってしまい、時間も余ったのでアーツさんと自転車のとっかえっこ。考えてみれば、自分の自転車に他の人が乗っている姿ってみたことなかったや。Cayo さんカッコいいです(親ばか)。


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 スタート時間間近になってもこんな程度しか人がいません。むむむ、これはなかなかさびしいたびになるのかな。雨と雷に注意って言われればまあ、そりゃあ、ひるむわなあ。

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 20 人くらいが固まって順次案内されてブリーフィング。まあ、私にしてみれば何度もとおっている道なのでアレですが、だいたいそういうところに罠というのが潜んでいたりしますからね、真剣に聞きます。

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 で、ここかららが長かった…

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 ブリーフィングからスタートまで 20 分以上はたっぷりかかりましたかね。スタートすぐからトラックの交通量が多い道ということもあってウェーブスタートなのですが、5人ずつ3分間隔くらいなのかな、そりゃあ時間もかかるってもんです。仕方がないとはいえ、うーん。

 仙塩海道を通っていきますが、うん、怖い。

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 交通量は相変わらずですが、アーツさんの先導ですいすいと。

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 あっという間にPC1へ。スタッフの方がホワイトボードにいろいろと書いてくれていました。女の子はなんで絵がうまいんでしょうね。

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 さてここでシマノのサポートカーが来たわけですが、私が憧れてやまないとある物品を搭載してくれていました。で、電動アルフィーネ!?

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 私は電動自体には憧れていませんが、アルフィーネは大好きです。内装11速、前輪ハブダイナモ。ドロップハンドル用シフターももちろん用意されています。通勤車両に積むならこれでしょう。メンテはある程度フリーだし、ハブダイナモライトはぺかっと明るいでしょうし。俺、もうちょっとえらくなったらアルフィーネで自転車組むんだ…

 と、一通り興奮してから出発。

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 まあ、距離が距離なので特にイベントもなく。次のエイドではずんだ餅と笹かまでした。ボクのうちから 4km 地点くらいのところなのに、サイクルジャージ着て野外で食べるってえのはなかなかシュールでしたね。

 そして次のエイドへ。
 誘導看板には「側道へ」と書かれている通り、ここには側道に入る区間があるんです。ここは私たちの夜練習コースでもあるのですが、知っているがゆえに、すんなり入ったら1m感覚で舗装されていない状態=砂利がむき出しの箇所が4か所ほどもあり、素直にそこに入った私は前輪パンクの憂き目に。いや、看板設置したのは当日のはずなんだから、その区間は避けて看板置いてくださいよ…。

 パンクしたチューブを片付けてる間にアーツさんがぱぱぱっとチューブ交換してくれました。ありがとうございまーす。ちなみに、ロードでパンクしたのはこれが初めてです…。


 さて、気を取り直して阿武隈サイクリングロードを通ります。この道は通りたい通りたいと思っていたのですけどいまだ未踏破。わくわくしながらペダルをこぎます。

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 うん、いい光景ですね。対向車もこないし、道は悪くないし。ぺぺーっとトレインを組んで走ります。

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 で、サイクリングロードの途中でエイド。ここでアーツさんの重心移動講座をお願いしました。おかげさまでケツの痛みがほぼ感じないくらいまで軽減。なるほどなるほど。

 エイドステーションからのスタートもウエーブスタートなもんで、これまた時間がかかりました。これもしょうがないと言えばしょうがないんです。サイクリングロードを超えるとすぐ激しい交通量のバイパスになりますからね。

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 しばらく走っていると、雨。かなり大粒です。うわーと思いながらもそのまま走ります。ケツがちべたい。

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 みるみる路面がぬれていき、気温も下がっていきますが、まあ、ある意味恵みの雨です。エイドには当分は豊富に置かれていたのですが、塩分が少なすぎました。これで体も少しは冷えるでしょう。

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 しばらく走るとゴール。75km のド平坦なコースレイアウトということもあって、特に達成感があったわけでもなく、というのが正直なところ。

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 ゴールでは暖かい白石温麺におにぎり、カロリーメイトとアイスクリームが待っていました。これがおいしい!塩分最高!御代わりも OK とのことで、バクバク食べました。おいしかったです。ご馳走様!

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 お疲れ様でした!

 その後、輪行で帰る塩サプリの人(なんてお呼びすれば…)、と別れを告げ、ホテルに行くというアーツさんと自走で帰る私は国道4号まで同じ道なので一緒に行こうぜということになり…大雨に見舞われたのでしたorz

 雨をやり過ごして2時間かけて帰宅。雨でチェーンオイルが落ちた状態で平均時速 30Km とかアホすぎる。次の日ハーフマラソンだってのに…というわけで、本日の走行距離は119.04Km となりました。

 ざっとしたレポートでしたが、今日はこんなところで。