2012年11月22日木曜日

自転車通勤とその理解

 おはようございます。漬物樽の中の人です。
ちょっと重めのテーマですが、自転車通勤における服装だの車種選択だのパンクをはじめとするトラブル対応だの…といろいろあるにはあるんですが、会社と家族の理解が得られなければそもそも始めることはできません。



 会社に関してはいつぞやも書いたように、まずはスタッフ部門であるところの総務課に相談するのがベストです。ここできっちりやっておくかおかないかで、いざ事故にあった時の対応が変わってきますし、通勤手当の額面だって変ってきます。



 では、家族の理解についてはどうでしょうか。

 


 私はおくさんと二人暮らしなうえに、自転車通勤を一時期一緒にやっていたこともあって、特にこう、承認を得るだの稟議を図るということはありませんでした。ふたりとももともとは運動なんてしてなかったんですけどね。ランニングを始めたら楽しくなってハマり、自転車もよくない?ということになって自転車を買い込んでサイクリングしてみたり通勤してみたり・・・というそんな感じです。


 基本的には夫婦でよく話し合えば、いい意味での妥協点は見つかるはずです。とはいえ、場所や地域やご近所事情によってはそれだけでは済まないこともあるようです。


 同じ会社の人が自転車通勤を最近やめました。自転車仲間としては「寒さにヘタレたんじゃねーのww」といううわさもあったのですが、どうやら奥さんに反対されたんだそうです。
 大震災以降、自転車通勤をするひとが急増したものの、事故を起こす人や交通ルールを知らない&遵守しないがゆえにひやりとする様な行動を起こす人も比例して多くなりました。そんなことから、奥様に反対されたそうです。その主な理由は「オタクの御主人みたいな自転車乗ってる人が危ないんですって?」的な話を町内会だのそのあたりだのでされたということだったんですね。


 まあそのなんですか、ロードバイクは安くはありませんし、クロスだってそれなりいいお値段します。そこら辺の僻みってのもあったようなのですが、奥様的には「子供もいることだし波風立てたくない」ということだったそうです。休日にサイクリングはOKというところで妥協するはめになったんだ、と寂しそうに言ってました。まあ、暖かくなったら自転車ブームも落ち着いてるだろうし、安全対策バリバリにして復活を試みるよ、なんて言ってましたけどね。


 他方、子供がいるから続けてるという話も聞きます。「お父さんいつも自転車でカッコいいわよねー」とか「お前の親父の自転車はえーよな!」と言われていたりして、子供のほうが得意満面になっちゃって…お父さん側としても褒められちゃって今更後には引けないという(苦笑)愉快な話というのもあります。


 自転車通勤を始めると決めるのは簡単かもしれませんが、家族や周辺の理解というのを得るのはそんなに簡単ではありません。自分のことを心配してくれる人が一人でもいるのであれば、その人たちに悲しい思いをさせないように自分に何ができるか、どんな言葉をかけることができるのかを考えるのがきっと、自転車「通学」と自転車「通勤」の違いなのではなかろうか、と愚考する次第でございますよ。


 堅い話になっちゃいましたが、本日11月22日はいい夫婦の日なのでですね、こんなことを考えるのにはいい日なのかもしれないなあと思いました。では、皆さんの自転車通勤生活が豊かになることを祈って。あでゅー。

 



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