2011年7月29日金曜日

第10回 果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会に出場してきました。

 こんにちわ、漬物樽の中の人です。
 一ヶ月以上前の話になってしまいますが、第10回 果樹王国ひがしね さくらんぼマラソン大会のハーフの部に出場してきましたよ。


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 さて、今回はマラソン大会事前事後のお話を中心にしていきますよ。
 松島ハーフマラソン大会ではデジカメ持って走りましたが、今回はガチです。ちゃんと走ります。
 と言うのも、松島ハーフマラソンでは結局2時間37分と制限時間をオーバーし、その後ハンガーノックでガクガク震えるという醜態をさらしましてねえ。一応、蔵王みはらしの丘健康マラソンではまさかの2時間切りをしているものの、たった一回走り切れたからといって…という不安感もありまして。
 さて当日…と言うのがいつもの流れですが、今回は前泊してみました。東根町は仙台市から近いので、わざわざ泊まることもないんですけどね。歓迎セレモニーにもでてみたいじゃないですか。せっかくだし観光もね。
 というわけで、天童へ向けて前日二出発ですよ。結構な雨模様で、まーた雨の中走るのかあ、とげんなりしながら車を西に走らせると、あっという間に天童市へ到着。せっかくですので道の駅に寄っていきます。
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 道の駅に併設されているサンピュアというのがあり、本屋さんやレンタルビデオ屋さんと一緒に土産物屋さんが入ってるという、なんとも地元密着型なかんじでした。ここで買ったのは…たしか月刊 Funride という自転車雑誌だった気がします。真面目にランナーズとかクーリエとか(ともにランニング雑誌)を買えって話ですよね。
 道の駅に寄った理由はもう2つありまして、ひとつは天童で何かイベントやってないかを確認するため。山形と言う土地は、イベントが多いような気がします。起業家も多いですしね。独立独歩、自主自立という言葉がそのままピタリと当てはまるような気がするのですよ。ので、なんか面白いことやってんじゃないかなー、と。
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 ほらやっぱり、面白そうなことやってるじゃないの。天童温泉くちびる美人コンテストですってよ奥様。こういう企画を楽しんで立てて、愉しんで実行して成果を上げるのが、私の中での「山形の人」のイメージ。え、ボクは参加しませんよ。キスするのはうちの嫁にだけです。
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 お次は嫁が行きたがっていた広重美術館。天童広重とか天童モノと呼ばれる歌川(安藤)広重の作品が主に展示されているこじんまりとした美術館です。広重のさくひんだけではなく、版画のできるまでや資料室、お土産屋さんまで完備。2時間は余裕で楽しめますので、お好きな方はぜひ。
 と、やってる間に腹が減ったでござる。山形と言えば蕎麦ですよねー…と美術館を出ると、すごく良い天気。これなら明日は安心だ、と視線を下げると…
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 あらやだ、有名店が目の前じゃないのさ。早速突撃。
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 お蕎麦とげそ天をいただきました。蕎麦はいわゆる田舎生蕎麦。もちもちとしていて歯ごたえがあるのに喉越しはあくまでもつるっと。食べた後には蕎麦の香りがふわっと。いやこれは美味い。げそ天もかりっかりでじゅわっじゅわ。これは人が集まるわあ。
 げふー、と満足しながら腹をさすっていたら、歓迎イベントの時間が迫っていることに気づいて大慌て。天童駅を目指します。
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 お、始まってる始まってる。数時間前とは打って変わった灼熱の太陽のもと、天童温泉のアピールに着物姿の女将たちもいらっしゃる。中央でしゃべっているのは、千葉真子さん。チャームポイントは声と言う本人の弁の通り、元気に大きな声で歓迎していただきました。
 ツアー客として参加したランナーを出迎えるためだけのイベントのようなので、あっという間に終了。我々も撤収し、荷物を宿においてから歓迎レセプション会場へ。
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 人生初のマラソン大会前夜祭。友人曰く「結婚前にマラソンを始めるべきだった…前夜祭とか大会後の懇親会ってさあ、共通の話題がほうふなもんだから、すぐ仲良くなれんのよ女性と…」と嘆いていたんだけどどんなもんだろうとドキドキ。あ、嫁同伴ですからね。浮気とかそういう気は毛頭ないですからね?
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 会場に入ると屋台はあるしドリンクはあるし、モモジュースの試飲や温泉卵の試食はあるし…すげーと思っていたら、奥の方にはちゃんとステージが。なるほど、後ろは飲食楽しむ人、前の方はステージを楽しむ人と別れてるのね。
 じゃあ我々も前の方へ…と思ったのだけど会場が狭すぎたのか人が多すぎたのかはわからないのだけど、とにかく暑いし人いきれが凄い。Qちゃんこと高橋尚子さんとか千葉真子さんが入場してきたときのヒートアップぶりに満足して、「なるほどこういうもんかー」と会場を後に。
 ホテルに帰って一息付いたら、夜ごはんですよ、夜ごはん。夜ごはん注入!
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 一杯だけね!とか言いつつ、この後日本酒も堪能した気がする。美味しかったですとっても…。
 いつもマラソン大会に出るときは準備放送をするのですが、これまた初めてのホテルからの生放送。
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 放送でも毎回靴の選択で悩んでいるのですが、結局今回もこの靴で参戦。私は Reebok の ZigPulse II 、嫁は Adidas の Adizero AGE II Kyoso です。インソールさえあれば、どの靴でも一緒なのかもしれません。問題はエンジンですよエンジン。
 そして、よがあけた…
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 天気は薄曇り。ああ、絶好のマラソン日和ですなあ。日差しが強いと体力奪われるし、雨が降ると身体が重くなるし。これは今日も完走できるなふはははと気分よく起き、ストレッチや出かける準備をしてから朝ご飯をいただきます。
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 私は朝食ホテルバイキングが好きだ!と思わず字を太くしてしまうくらい好きなのですよ。なんかこう、ホテルブレックファストっていうの?そんな感じのお洒落空間でつつましくもガッツリ食べるというこのギャップがですね…とそれは置いておいて、一応食べるものにも気を使ってみました。卵とウィンナーでたんぱく質、ヨーグルトにジャムで糖分を取りつつお腹の調子をよくしておき多めの炭水化物、サラダはともかくとして、ポテトサラダで脂分も補給しておきます。え、味噌汁?味噌汁は外せないでしょJK。
 幾分食べ過ぎたような気もしないでもないなあとお腹をさすりながら会場である神町駐屯地へ。考えてみれば、自衛隊基地内に入るのは人生で初めてです。
 ドキドキしながらゲートをくぐり、駐車場から1kmほど歩くと会場です。いろいろと出店が出ていますが、我々がまずやらなければならないのはこれ。
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 おk、木陰に巣づくり完了。このころにはすでに快晴になってました…。
 以前までは小さめの、自分で組み立てるタイプのテントでした。今回はばさっとやるとぽーんと出来上がる(我ながら何て説明…)楽チンテントを導入してみましたよ。本当に楽ちん。2,980円でこの楽さが買えるならマジオススメ。
 ストレッチをし、軽くジョグやウォーキングをし、開始30分前には恒例の乾杯を。
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 ハーフですからね。特別なバームをぐびぐびっと。相変わらず美味しくないな…。
 そして…地獄のトイレ待ち行列に並ぶことに。長蛇の列ってもんじゃねえぞってくらいの列。じりじりしながら待って、ようやく様を足すことができたときにはスタート4分前。しかもスタート地点を確認していなかったという大失態。
 スタート地点を見つけ、係員の「はやくはやく!」という声を聞きながら走る走る。スタート前からぜいぜい言うとかどういうことよと苦笑している間に、スタートの合図が下りるわけです。わたわた。
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 さて、レースの内容。今回は嫁と一緒にではなく、個別に走りました。
 スタート時の気温は25度。東北人にとっちゃ夏ですよ夏。今回はこの暑さが最大の敵でした。17km までは順調に ― 伊達ももの里マラソン以上の熱い応援や給水、冷えタオルなどの配慮のおかげで ― 1km5分30秒台のペースで走ることができました。
 その後どうなったかと言うと、こういうマラソン大会で初めてレース中に歩きました。足が痛いからでもないし、体力が途切れたわけでもないんです。呼吸が、肺に空気が入っていかないからなんです。もちろん、呼吸自体はできるのですが、熱い空気を吸っても酸素を吸収できないような…なんというかそんな感じ。
 とはいえ、完全に足を止めたら絶対終わると思い、早歩きくらいのペースでなんとか歩き続け、回復しては走り、走っては空気を求めて歩き…なんてことをやってるうちに、ペースは1km7分30秒台に落ち込みます。
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 応援が凄いだけに、頑張らなくちゃと嬉しい気持ちと、歩いているときの申し訳ないような痛いような気持ちに徐々にテンションはさがりそうになったものの、考えてみれば、震災後にマラソン大会に出れるなんて幸せだしね、制限時間声そうなわけでもないしね、何も楽しんでゴールまで行けばいいじゃないのさと吹っ切れまして。
 えっちらおっちらゴールに向かうと…おお、すげえ、有名人とこんな至近距離になるの初めてかもしれん。あれはQちゃんじゃないのさ。
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 傍目にへろへろだったのかもしれません。「がんばって!すぐそこだよ!」と声かけてもらって。ついでにハイタッチもしてもらいましてね。なんとかゴール。記録は
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 2時間切りは達成できず…なんて残念がってるわけでもないんですよ。とりあえずこれで、2回連続ハーフマラソン走り切れたんだから。しかも制限時間よりもかなり早く。これは普通に寿ぐべき。やった!YATTA!
 走り終えて一息ついて、参加賞の一部をもらいに行きます。そう、山形県が誇るブランド米「つや姫」と天童名物さくらんぼ!
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 シャスデリー!さくらんぼはもちろんですが、このおにぎりが身体に染みわたるわけですよ。体力を消耗した体には本当に甘露。いや、味も美味しかったですよ。出来れば炊きたてホッカホカを食べたいくらい。
 栄養補給した後は、お片付けをして、記念撮影。
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 この後は天童温泉に入りに行ってお肌つるつるになって家に帰りました。いやはや、いい大会でした。本当に沿道の応援は熱いし、地域全体で盛り上げてる感じがあって。走る側も奮起させられます…残念ながら実力が追いつきませんでしたがorz
 家に帰って2日程、若干の筋肉痛がありましたが一番ひどかったのはコレ。グロ画像なので見たくない人は引き返してくださいな。
 
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 だいたいハーフくらいの距離を走るといっつも足の人差し指に水膨れができて、爪もはがれて、皮もはがれて…という状態になるんですよ。シューズのせいなのか、フォームのせいなのかはわかりませんがタッハッハ。
 さて、次回マラソン大会は…2011年9月18日の第25回しろいし蔵王高原マラソン20kmの部。高低差100mのくせに関門が15km地点で95分、17.5kで110分。つまり、1kmを6分前半で走らなければいけないわけですよ。これはちょっとDNF(完走できない の意)の匂いがしますよ…。
 頑張ってみたいと思います!ではまた、次回。

2011年7月27日水曜日

梅シロップその後…

 こんにちは、漬物樽の中の人です。あちゃー、更新が1カ月以上あいてしまったorz

 居酒屋つけもに(co141224)で6月26日に放送した、梅シロップのその後についてのご報告です。


 




■ 06月26日15:24分
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 炊飯器に分量通りの梅と白砂糖を投入。すいっちおん!
■ 06月27日00:22分
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 あれ、8時間で出来上がり!とか言われてたんだけどな。9時間だぜ9時間。どうなってんの?とちょっとゆすってみると…
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 おお、シロップっぽくなってる!とはいっても砂糖めちゃめちゃ溶け残ってるんじゃんよ。どうすんだコレ…時間が解決してくれるかな?と思い、そのまま放置。
■ 06月27日05:15分
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 実に14時間後ですよ…ようやくシロップになったって言うか…これ、砂糖が熱で溶かされただけじゃねーの?と思いながらも梅を回収。
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 うお、ぐずぐず。これでも砂糖溶け残ってるのか…。一応梅エキスは出たってことなのかなあ。回収したシロップはこちら。
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 試飲の写真を忘れるという痛恨のミスをしてしまいましたが、味はまあ、うん、その、なんだ、梅っぽいよ。香りも梅だしね。ただまあなんというか、普通に梅サワーを使った方が香りも味も濃いものができるような気がします。
 考えてみれば例のお店は産直のモノが置いてある店。
 つまりあのレシピは「梅はたくさん撮れるんだけど、さっさと処分してしまわないと腐っちゃう」ということと「梅サワーみたいに毎日ビン降ってる時間がないわよ。農家は忙しいのよ?」という母ちゃんの知恵から生まれたレシピなのでしょう。調理時間は確かにかかるけれど。炊飯器に入れれば手間は全くかからない…代わりに、味も大味ですよ、という。
 作っといてなんですが、この作り方はお勧めはしません。
 ただ、お酢のにおいや味が苦手なお子さんがいるというようなご家庭であれば有用かもしれませんね。
 糖分に気をつけながら焼酎に入れて飲むことにします。
 うん、美味しいは美味しいんだけど、ね。
 結果報告でしたー。