2009年8月5日水曜日

おから

 諸事情あって、私が初めて給食を食べたのは小学校4年生のことでした。同じ小学校に通っていた兄貴は「うちの学校で作ってる"鯖の味噌煮"はタマランね」というのが口癖のようになっていたたため、期待度MAX。鯖の味噌煮がおいしいんだもの、それ以外のものもおいしいに違いない、日本食万歳、と。



 記念すべき初メニューは…なんだったかは忘れました。料理の味もさることながら、同じ釜の飯を食うってのはこういうことなのか、楽しいなあ、と子供心に感動した記憶はうっすらとあります。



 数日間はおいしく給食をいただいていたのですが、ちらほらと驚愕のメニューが出てくるようになりました。レーズン入りの酢の物だったり、サラダにリンゴやみかんが入っていたり、ソフトメンと呼ばれるぶちぶちに千切れた麺とひき肉の塊だったり…今では特に抵抗はありませんが、そういうものをまったく食べたことのない私にとってはカルチャーショック以外の何者でもありません。



 そんな私が一番苦手としたものが、炒りおから。野菜に真っ白い粉上のものが付着していて、見栄えもなんかアレだし、食べるとその粉が口じゅうに広がるというのは衝撃的なくらい嫌でして。



漬  物「こ、これってなんていう食べ物?」
友  達「おからのこと?」
漬  物「おから?」← 「オケラ」を連想して気持ち悪くなる
友  達「豆腐を作るときに出るカスなんだってー。」 ← カスくわせんなよ、と気分悪くなる



― 家にて



漬  物「ねえねえ、おからって知ってるー?」
J( 'ー`)し「おから?大豆を絞った後に出るやつで、栄養がいーっぱいなんだよ」
漬  物「栄養いっぱい…うーん、そうなんだ…」
J( 'ー`)し「そうだよー?豚のえさにも使われてるんだよ、肉が柔らかくなるーって。」
漬  物「ぶ、豚のえさ…だと…?」



 というわけで、見栄え、食感、語感、製造方法もその利用方法も何もかもが気に食わなかったわけです。とはいえ「給食を残すと大変なことになるぞ」と家族総出(親父:教師 母親:教師 兄貴:給食を残して居残りさせられた人)で脅されていた私は、牛乳で流し込むようにしてましたが、味は、うん、嫌いじゃなかったなあ。



 そんな私が祖母の家に一人で泊まりに行くことになりました。祖母が作るものはやっぱり日本食中心。魚や煮物系があまり好きではなかった私ですが、少なくとも箸はつけなくちゃとぱくり。



漬  物「あ、これおいしい!(バクバク」
祖  母「あらよかったー。娘(つまり、うちの母)は嫌いなんだけどね、これ。」
漬  物「へええ…確かにうちで食べたことはないなあ。」
祖  母「まあ、おからなんて買わないさねえ、あの娘は(ケラケラ」
漬  物「お、おから…だと…?」



 以前食べたものとは違い、見栄えはいわゆる煮物の色で、食感はぱっさぱさではなく、しっとりと煮汁を含んでいるおいしいものでした。ごぼうが効いていた記憶があります。



 人間の趣味嗜好なんてのはいい加減なものですね。おから自体にはまだまだ抵抗感があったようですが、「ばぁちゃんのおから」は私の大好物リストの上位に食い込むこととなりました。



 それから幾星霜…ってほどじゃありませんがね、「ばぁちゃんのおから」以外のおから製品も今では好物になっています。



 と、前振りが長くなりましたが、今回のテーマは「おから」です。ョさんの記事に触発されまして、うちの近くの豆腐屋さんに突撃してきました。おからと…あ、豆腐も一丁くださいなとお願いしたらば「おからはサービスでいいがらー」とただでもらってしまいました。ありがたやありがたや。



 早速おからを調理…って、おからを使ったレシピを知らないこと気づきました。こういうときにこそ料理タグを"おから"で検索すれば良いんですよ、ええ。





 まずはョさんのところでご紹介されていたこちら。



 これは新しい!ポテトサラダが大好きな私ですが、芋をふかすのに時間もエネルギーも大量に消費するのがネックだったんですよ。これならお手軽にできるかも!



ボイスレス!ボイスレスきた!これで勝つる!!の(´ω`)さんの動画。自宅用簡単クッキーは早速試さなくっちゃ。というのも、買い物に行くと、必ずお会計のときに入れた覚えないコアラのマーチが出てくるんですよ。しょうがねえなあと買いはするものの…チョコ食べるから足が細くなんないんだよ相方さんは…。



 シンプルでわかりやすい動画です。ケーキやクッキーは、オーブンがなかったので避けてきました。が、引越しに伴いオーブンレンジを購入したのでチャレンジしますよ!ベーキングパウダーとバターを買いに行かなくちゃ。




↑の分量は↓



 漬物です…揚げ物が大好きとです…漬物です…引越ししてから揚げ物を食べさせてもらえません…漬物です…お前は漬物食ってりゃいいんだよプギャーとか言わないでください…つけものです…つけmn…というわけで、これで勝つる!おからはヘルシーなんだぜベイベー等、適当に言いくるめて早速作ってみたいと存じます。




 呑んでみたシリーズの方もオカラクッキー。相変わらずの酒飲みクォリティは流石兄者。暖かいうちにほおばるとおいしそうですね…うーんうーん。猫舌なんだよなぁ相方さん…。



 ktkr。そうそう、コアラのマーチの代わりにするならチョコレートっぽい演出は必要ですな。ナッツ類を抜けばカロリーはだいぶ低いようですし、これは挑戦すべきかもしれません。


 どうしてもお菓子作りってハードルが高くてねぇ。2分間ケーキとかチョコフレークくらいなら私でも手が出るんですけど、うーん。おかんさんのような技術力があれば…っ。



こってりソースが濃厚なティラミス…ゴクリ。炊飯器でできちゃうお手軽さがいいなあ。ソースなくてもココアケーキにして、ヨーグルトソースでさっぱり、なんてのもよさそう。同じ男性がお菓子を作っている姿を見るとハァハァ安心しますねぇ。



むむ、これは(´ω`)さんの初の料理動画だったのかー。ホットケーキミックスとおからでおからドーナッツ。そこの豆腐屋さんでもやはりこれを売っているのですが、うん、すごく好きなんです。早速まねっこしてみたいと思います。




おおう、おからハンバーグ。パン粉の代わりにおからってことなのかなぁ。どっちかというとニラ饅頭みたいな見た目だけど、これはこれですごくおいしそう。ポン酢でさっぱりというのが今の季節、いいよなぁ(じゅるり



これで最後かな?こちらも炊飯器ケーキなのだけど、ホットケーキミックスを使わない硬派なレシピ。炊飯器便利だよ炊飯器。しっとりケーキを作るならこっちかなあ…とおもったのだけど、メレンゲを作れる機材がないとつらいかもしれないス。



 と、おからで検索しただけでもこれくらいレシピがある、と。料理タグの充実っぷりに軽く感動。ケーキにクッキーにハンバーグにナゲット。よーし、今月はおからで生活しちゃうぞー!


5 件のコメント:

  1. おからといえば、(´ω`)さんのイメージが定着しているぽんですw
    ここ数日、巡礼と動画編集でひさびさにブログめぐりをしたら、こんなブームが来てたなんて!!
    おから、おそるべし・・・

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  2. 早速ぽんさんの動画に「ニコニコ豆腐部」タグがあってワロタ。誰の仕業か知りませんが、仕事速いなあww
    夏はほら、水着になる機会とかも増えますしね。
    以外に企画としての伸びはあるかもしれませぬ。

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  3. 料理は普通の良いおから使うのがいいけど
    製菓に使うのは「ドライおから」がいいんだお。
    こういうやつ
    http://www.okara-box.com/
    生だと水分の関係で失敗しやすい。
    クッキーなんかだとフライパンで乾煎りって
    レシピ多いけど、その感覚が人それぞれだから、
    そこで失敗フラグw
    最近は100円ショップコーナーでも
    豆腐ミール(豆腐の粉末)売ってるけどこれも便利。
    メリットは賞味期限が長い!www

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  4. あれ?てっきり漬物さんの仕業かと思ってましたw
    豆腐部動画、続いたらおもしろいなぁ♪
    おから部もブログで活動を活発化させているようですしwww

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  5. > おかんさん
     乾燥豆腐粉末にドライおから…以外に大豆の粉というのはお菓子にも使われるんですねぇ。分量をきっちり守らなければならない(イメージの)お菓子製作は、なかなかハードルが高いとです。
     水分を出してしまえば消費期限が長くなるということですね、ふむふむ。百円ショップに行ったときにでも探してみたいと思います。こういう情報があると、なんかわくわくしますね。ありがとうございます。
    > ぽんさん
     ねー。
     ぜひ続いてほしいです。
     ョさんのハートに火がついたようなので、そちらも期待しながらおから動画でも作りたいところです。あー、うー、料理祭…の動画…も…。

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